2024.08.26.
国連ユースボランティア(UNYV)派遣生が国立国際医療研究センター・外務省での事前研修に参加
国連ユースボランティア(UNYV)で、2024年9月から約5カ月間、UNDP、UN Women、UNFPAなどの国連機関への派遣を予定している学生らが8月6日から8月9日にかけ、東京丸の内キャンパスおよび外務省および国立国際医療研究センターで開催の事前研修に参加しました。2024年度に派遣を予定しているのは、関西学院大学、明治大学、明治学院大学、立教大学の4大学の学生、計6名です。
本学は、学生が派遣先で必要となる知識やスキルを習得することができるよう、事前研修プログラムを提供しています。研修の冒頭、国連ユースボランティア派遣日本訓練センターの村田俊一センター長(国連・外交統括センター長兼任)が開会挨拶を行い、オリエンテーションを実施しました。
8月7日に国立国際医療研究センターで行ったプログラムでは、国際医療協力局人材開発部長が「疾病予防・処置」のテーマで講義を行い、学生らは派遣先で実際に必要な安全対策を考えながら真剣な表情で耳を傾けていました。講義終了後、学生が実際に安全対策を行う中で不安に感じていた点について、積極的に質問がなされました。プログラム終了後、学生からは、「幅広い分野について、それぞれ異なった経歴をお持ちの方からお話を伺えてよかった。普段関わることができないような貴重な方ばかりだった」「どの講義も大変勉強になり貴重な経験となった。他の参加者の質問や視点などからも新たな気づきや学びが多かった」などの前向きなコメントがありました。
また、8月9日に外務省で行ったプログラムでは、3名の外務省職員が「国連概論」「国連における開発課題への取組」「国連人道支援」のテーマで講義を行い、さらに学生らと同世代の外務省職員との交流も行いました。学生らは派遣先での活動や将来のキャリアを考えながら真剣な表情で聞き入っており、途切れることなく質問が寄せられるなど参加学生の積極的な姿勢がうかがえました。
【国連ユースボランティア】
関西学院大学が国連ボランティア計画(UNV)との協定に基づいて実施しているプログラム。UNVのコーディネートにより、学生たちはアジア、アフリカなどの主な開発途上国の国連機関に約5カ月間派遣され、現地で国連職員とともに広報やリサーチなどの活動に従事します。2004年に派遣を開始して以来、約120名の学生が参加しています。2024年8月現在は、国内 4 大学(基幹校:関西学院大学、 連携校:明治大学・明治学院大学・立教大学)の参加を得て、派遣事業を実施しています。