2024.06.21.
張 弘さん(理工学研究科 博士課程後期課程 3 年生)がヒューマンインタフェース学会で 「学術奨励賞」を受賞

2024年3月1日に、張 弘さん(理工学研究科 博士課程後期課程 3年生 人間システム工学専攻 山本倫也研究室)がヒューマンインタフェース学会において「第24回学術奨励賞」を受賞しました。
ヒューマンインターフェース学会の学術奨励賞は、本学会が主催するヒューマンインタフェースシンポジウムにおいて優れた内容の発表を行った若手研究者に贈られるものです。
受賞した概要は以下の通りです。

【タイトル】
特別支援学校での現場利用を考慮したボッチャシステムの開発と評価

【概要】
ボッチャは、多くの特別支援学校に取り入れられているが、市販のボッチャシステムは高価で、準備に時間もかかるため,普段の授業等で利用することは難しい。著者らの先行研究では、ホームセンターで購入可能な材料と3Dプリンターで印刷したパーツを利用したハードウェアを製作し、組立や準備が素早くできるボッチャシステムを開発した。本研究では、このシステムを特別支援学校の児童・生徒に使用・評価してもらい、現場でシステムの有効性を評価した。その結果、ほとんどの児童が1人でボッチャシステムを操作でき、ボッチャを楽しんでいる様子を観察できた。また、教諭らからシステムの操作性や自立活動の学習面で好評を得た。