2024.05.09.
久保直輝さん(理工学研究科 博士課程後期課程 3年生)が日本化学会第104春季年会で「学生講演賞」を受賞

久保直輝さん(理工学研究科 博士課程後期課程 3年生 環境・応用化学専攻 増尾貞弘研究室)が3 月18 日から3月21 日にかけて、日本大学理工学部 船橋キャンパスにて開催された日本化学会第104春季年会(2024)において「学生講演賞」を受賞しました。
受賞した概要は以下の通りです。

【タイトル】
ペロブスカイトナノ結晶とペリレンビスイミド誘導体からなるヘテロ構造の制御

【概要】
近年、ペロブスカイトナノ結晶は、LEDなどの発光材料や太陽電池材料として盛んに研究されています。さらに、有機分子と組み合わせることでさらなる高性能化が期待できます。このとき得られる性能は、ナノ結晶と有機分子の集合構造に依存しますが、異種物質の集合構造制御は成し遂げられていませんでした。本研究では、有機分子の自己集合構造を利用することで、ナノ結晶と有機分子を精密に配列可能なことを初めて見出しました。さらに、その配列した集合構造に由来した高い機能が得られることを明らかにしました。