2024.05.01.
KSCでのCamping Campusプログラム 「新入生歓迎キャンプ」を実施

4月21日・27日、神戸三田キャンパス(KSC)で、2024年度第一弾となるCamping Campus®プログラム「新入生歓迎キャンプ」を実施しました。同キャンプは2020年にスノーピークと連携協定を締結して以降、学生が学ぶキャンパスという日常の場で、キャンプという非日常の体験を通じて、新たな学びの場を創出する「Camping Campus®」という取り組みの一環として実施しているものです。新入生を対象に、1日のキャンププログラムを2回行い、のべ63人が参加しました。参加者からは「キャンプが好きで、大学のキャンパスでキャンプができるなんてとても面白そう」「友達をつくるきっかけにしたい」などの参加動機が聞かれました。

テント設営では、最初に今回のプログラムを運営するCAMP×US®(*)メンバーがデモンストレーションとして1基設営し、その後参加者が5チームに分かれて、それぞれのテントを設営しました。テント設営が初めての参加者にもわかりやすく教えられるよう、CAMP×US®のメンバーは事前にスノーピークのスタッフから設営方法などのレクチャーを受け練習をしていたそうです。新入生たちも初めて顔を合わすグループのメンバーと一緒に、テント設営を教わりながら進められたことで「テントを一緒に張るという共同作業をしたら、一気に仲良くなれた」との声が聞かれました。
1回目の21日は雨模様のため予定していたテント設営や焚火は行わず、急遽屋内でのプログラムに変更しましたが、テント設営という共同作業に代わりゲームなどのアイスブレイクを通して、グループ内の結束力は一気に高まっていました。
 

昼食は、食パンの間にピザソース、ハム、チーズ、ジャムなどの材料を自分の好みで挟んでホットサンドを作りました。ホットサンドメーカーを直火であぶり、食パンに焼き色がつくまで料理する工程では、何度も様子を見る慎重派のグループや煙が出てくるまで待ち続けて黒焦げにしてしまうグループなど、それぞれのドラマが見られました。自分たちが作ったご飯を、すっかり打ち解けた仲間と一緒に食べるのは格別で、どのグループも笑顔であふれていました。

昼食後は、「1年生にとってすごしやすいKSCをつくろう」というテーマでグループ・ディスカッションを行いました。議論が始まると、KSCでの本格的な学生生活がスタートして約2週間近く経った新入生たちは、通学、施設、学内アプリ、サークルなど身近な“学生あるある”を出しあいながら、次々にキーワードを付箋に書き出していきました。その後、一つのキーワードに絞りこみ、新入生目線での“こうだったらいいな”という姿を模造紙1枚にまとめ上げました。これまでのプログラムのおかげで、どのグループも強力なチームワークで議論をしながら作業を進めていました。ディスカッション後の発表では、授業の空き時間に次の授業がある教室で勉強するなど、キャンパス内で有意義に時間を過ごせるよう「空き教室情報アプリ」が欲しいというアイデアが出るなど、各グループの内容に共感しあっていました。
27日のプログラムの最後には火を囲みながら焚火Talkを行いました。グループごとに1日の振り返りをしながらさらに親睦を深める時間になりました。参加した学生からは「全部が満足。少しうまくいかなかったのが、またよかった」「学部を超えた友達がたくさんできてとても楽しかった」などの感想が聞かれました。 また、今回のCamping Campus®プログラムは、新たな試みとしてCAMP×US® が主体となり、メンバーで議論しながらプログラムづくりや昼食メニュー、ディスカッションテーマなど、企画から当日運営までを行いました。 キャンプ終了後、中心となったメンバー3人は「1年生にキャンプを楽しんでもらうことを一番大切にした」「自分たちが新入生の時に参加したキャンプをきっかけにKSCが好きになったように、新入生にも同じように感じてもらえる時間にしたかった」とプログラムに込めた思いを話してくれました。

*CAMP×US®は、魅力あふれるキャンパスライフを送るために、自分たちの学ぶキャンパスの明日(あす)を創造するために活動している学生有志によるグループ。現在21人が所属。