2024.04.02.
2024年度大学・大学院入学式を挙行

14学部に6238人、大学院に605人が入学

森康俊 学長

森康俊 学長

4月1日、2日、2024度春学期入学式を西宮上ケ原キャンパスで行いました。学部生6,238人、大学院生605人の新しい大学生活がスタートしました。式典には多くの保証人も出席し、新入生を祝福しました。YouTubeでのライブ配信も行いました。

森康俊学長は式辞で祝福の言葉を述べた後、「C.J.Lベーツ 初代学長は自身が提唱した“Mastery for Service”について『我らは弱きを欲しない。強からんこと、主たらんことを願う。しかし我らが主たらんと願う目的は、己れ個人の富を積むことではなく、世に仕えることでなくてはならない』とし、強くあれと語っています。これは、自分の利益のためだけでなく、世界人類の平和と幸福、戦争のない世界、すべての人が取り残されることのない世界の実現のために自分を鍛え強くあれ、と訴えられているものと思います」と話しました。
そして、「学問を志す者として、分野に関わらず、共通して自覚しておくことがあるとすれば、その一つは、歴史に学ぶ姿勢だと私は考えます。時代を大きく俯瞰してみるパースペクティブを身につけることを目標としてください」と新入生を激励しました。
 

式典の様子

式典の様子

続いて祝辞を送った中道基夫院長は、関西学院が「“Mastery for Service”を体現する世界市民」を育むことを使命としていることに触れ、「私たちはどこにいようとも世界と関係なく生きることはできません。逆に、個人の行動や言動が世界に影響を及ぼすこともあります。このような環境の中では、私たちは必然的にこの世界に対する責任を負っています。世界市民として、まずこの責任意識に基づいて、自分自身の独自性、自己を確立することが求められます。そのために学び、自らを鍛えることが”Mastery”です」と話しました。そのうえで、「グローバル化した世界で生きていくときに求められるのが、他者を理解し、その違いを尊重し、共生を目指す姿勢である”Service”です。皆さんが自分の時間を思いきり楽しみ、十分に学び、“Mastery for Service”を身につけた世界市民へと成長してくださることを期待しています」と新入生にエールを送りました。

人気の「#KG」モニュメント

人気の「#KG」モニュメント

式典後には、学生の男声合唱団である関西学院グリークラブが演奏を披露。新入生はその力強く清らかな合唱に聴き入り、これからの大学生活へ期待に胸をふくらませている様子が伺えました。中央芝生には「#KG」モニュメントを設置し、晴れわたる空の下、新入生はうれしそうに友人や保証人と記念撮影をしていました。新たな門出を祝うにふさわしい日となりました。