2024.03.19.
西宮上ケ原キャンパスで大学卒業式 5269人が旅立つ(2023年度秋学期)

関西学院大学は、3月18日(月)と19日(火)に、西宮上ケ原キャンパスにて2023年度秋学期卒業式を挙行し、11学部5,269人に卒業証書を授与しました。
YouTubeライブ配信も行い、多くの方々が卒業生の門出を祝福しました。
また、出席者らは式典に先立ち、能登半島地震による犠牲者への黙とうを捧げました。
森康俊・学長は式辞でお祝いの言葉を述べた後、コロナ禍で制限された生活が続いた4年間を振り返り、「逆境の中でめぐり会った出会いを大切に、今後の人生の歩みを進めてもらいたい」と話しました。また、現在の世界の姿について、苛烈な暴力やイデオロギーの対立に満ちていて、叡智によっても問題解決が難しいと指摘。激動の世界の中で「変化する社会に翻弄されるのではなく、皆さん自らが社会を変革し、動かしていく存在となってください」「理想を求め、同時にリアリストであれ」と卒業生を激励しました。
中道基夫・院長は祝辞の冒頭で「リーダーとなり、社会を変革するためには、説得力あるコミュニケーションによっていかにより良い人間関係を構築するかということが重要」と訴えかけました。そのためにはアリストテレスが説いたロゴス(論理性)、エートス(倫理)、パトス(情熱)に加え、ソクラテスが指摘したダイアローグ(対話)が重要であると説明。そして、関西学院のスクールモットーである“Mastery for Service”には、これらの要素が備わっていると解説しました。最後に「“Mastery for Service”を体現する世界市民として、多様化し、グローバル化した世界で活躍されることを願っています」とエールを送りました。

2023年度秋学期大学卒業式特別企画 『Soar toward the future.』を展開

関⻄学院大学は、2023年度秋学期の卒業生に向けて贈る特別企画『Soar toward the future.』を実施しました。今年度卒業を迎えた学生たちはコロナ禍で入学式が開催されなかっただけではなく、約2年もの間、オンラインを中心とした授業形態で学内活動も制限されるなど特殊な環境の中での生活を余儀なくされました。『Soar toward the future.』という言葉には、そんな卒業生の皆さんの背中をそっと押し、飛躍していけるようにという教職員一同の想いがこもっています。
学生たちへのエールの意味を込めて、3月8日(金)に特設サイトを公開。さらに18日(月)より1週間、阪急神戸線・宝塚線・京都線の中吊り広告にてキービジュアルを展開しています。
『Soar toward the future.』特設サイト 外部サイトへのリンク