2024.02.07.
長田研究室の大学院生らの論文が、MVE研究会で「MVE賞」受賞

宮嶋大輔さん(理工学研究科 博士課程前期課程 1年生 人間システム工学専攻 長田典子研究室)、佐々木香暖さん(理工学研究科 博士課程前期課程 2年生 人間システム工学専攻 長田典子研究室)、北野泰成さん(理工学研究科 博士課程前期課程 2年生 人間システム工学専攻 長田典子研究室)が2023年9月7日から8日にかけて大阪公立大学にて開催された電子情報通信学会メディアエクスペリエンス・バーチャル環境基礎(MVE)研究会において発表した論文が「MVE賞」を受賞しました。

受賞した論文の概要は以下の通りです。

【タイトル】
大規模言語モデルを用いた評価グリッド法に基づくインタビュー対話システム

【著者】
宮嶋大輔・張 帆・杉本匡史・佐々木香暖・北野泰成(関西学院大学)・橋本 翔(西南学院大学/関西学院大学)・長田典子(関西学院大学)

本研究は、評価グリッド法のためのインタビュー対話を構成するための新しいシステムの提案を行っています。評価グリッド法はユーザニーズを構造的に把握するためのよい手法ですが、そのためのインタビューを適切に行い、解析を行うには、これまでは経験者が時間的な負担をしていく必要がありました。それに対して、本研究では、生成AI対話型モデルを利用して、インタビュー内でラダリングを適切に行える方法を示しています。そこから得られた評価項目のクラスタリングと概念抽出の方法も示し、実験によってこれがシステムとして機能することを確認しています。このような研究成果が、ユーザニーズを聞き取っていくためのフレームワークを効率化していく大きな原動力となることを高く評価され、MVE賞として推薦されました。

【MVE賞の概要】
電子情報通信学会MVE研究会 - MVE賞 (ieice.org)外部ページへのリンク

【関連ページ】
研究会 - 大規模言語モデルを用いた評価グリッド法に基づくインタビュー対話システム (ieice.org)外部ページへのリンク