2023.09.20.
海外異文化体験セミナー(SDGs学習 in 韓国)を実施 緊急留学支援金を活用して13学部70名の学部生が参加

漢陽大学校ソウルキャンパスでの集合写真

8月24日から29日にかけて、「海外異文化体験セミナー(SDGs学習 in 韓国)」を実施しました。本プログラムは、コロナ禍により留学の機会に恵まれなかった学部生を主な対象として開発された特別短期プログラムで、13学部から計70名の学生が参加しました。参加学生は井谷憲次奨学金や 緊急留学支援金 などの留学支援制度を活用し、従来のプログラムよりも格段に低い自己負担額で短期留学を経験することができました。

漢陽大学校学生ラウンジでの交流の様子

本プログラムは、協定校の 漢陽大学校 (ソウル市城東区)との連携により実現しました。学生たちは25日、同大で韓国語、韓国文化、経済発展の思想に関する講義を受講し、翌26日には同大日本学科生とのグループワークを行い、その後ソウル市内でのフィールドワークに参加しました。フィールドワークでは、本学学生7名と漢陽大学校生2名をひとつのグループとし、廃棄物の削減や伝統的家屋の再利用など、それぞれのSDGsテーマについて実地調査し、現地関係者へのインタビューを行いました。

国立古宮博物館前での集合写真

27日には引き続き漢陽大学校の学生が各グループに同行し、景福宮、国立古宮博物館、北村韓屋村を巡るフィールドスタディを行いました。プログラム最終日となる28日にはソウルを離れ、水原華城、華城行宮(水原市)、韓国民俗村(龍仁市)を訪問し、韓国の歴史と文化に関する理解をさらに深めました。
帰国後の9月7日、本プログラムの担当教員である安熙錫・総合政策学部教授ならびに松村淳・社会学部非常勤講師とともに、学生たちはフィールドワークの発表会を実施しました。参加学生は清渓川、京義線スッキル公園、多数のゼロウェイストショップなど、ソウル市内での調査結果について発表を行い、現地におけるSDGsへの取り組みを多角的に学ぶ機会となりました。

プログラム終了後に実施したアンケートでは、満足度はプログラム全体で4.78/5(96%)、漢陽大学校の学生との交流で4.91/5(98%)となり、参加学生から好評を博しました。また、多くの学生から「次の世代もこのプログラムを経験してほしい」との声が寄せられました。
本学は、今回のプログラムでの経験を活かし、2024年2月26日から3月3日にかけて、協定校の東海大學(台湾・台中市)との連携による「 海外異文化体験セミナー(SDGs学習 in 台湾) 」を実施する予定です。次回のプログラムでも、参加学生たちが貴重な海外経験を得られるよう取り組んでいきます。

【関連リンク】

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※海外異文化体験セミナーの個別相談コーナーを設けます。
2024年2月から3月開催予定のプログラムに関心をお持ちの方は、お気軽にお越しください。

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