2023.08.08.
理工学研究科 環境・応用化学科専攻 増尾貞弘研究室の学生2名がICP2023で「Poster Award」を受賞

久保直輝さん(理工学研究科 博士課程後期課程2年生 環境・応用化学科専攻 増尾貞弘研究室)と吉岡美結さん(理工学研究科 博士課程前期課程2年生 同研究室)が、2023年7月23日から28日にかけて札幌で開催されたThe 31st International Conference on Photochemistry (ICP2023)において、「Poster Award」を受賞しました。

ICP2023ではテーマとして、基礎的な光化学から理論化学、環境化学、エネルギー変換、触媒化学、材料科学まで幅広い学術分野を取り扱い、2人が行った発表はそれぞれ受賞に相応しいと評されました。

受賞タイトルおよび発表概要は以下のとおりです。

【受賞タイトル】
RSC Journal of Materials Science A Poster Award

【発表タイトル】
Construction of Ordered Perovskite Nanocrystal Aggregates by Supramolecular Approach

【発表者】
Naoki Kubo, Mitsuaki Yamauchi and Sadahiro Masuo

【概要】
近年、ペロブスカイトナノ結晶は、LEDなどの発光材料や太陽電池材料として盛んに研究されています。
このペロブスカイトナノ結晶を効率よく活用するためには、ナノ結晶を自在に配列させることが必要不可欠です。
本発表では、有機分子の様々な自己集合構造を利用することで、異なるナノ結晶配列を作成可能であることを見出した結果について報告しました。

【受賞タイトル】
ACS The Journal of Physical Chemistry C A Poster Award

【発表タイトル】
Evaluation of Energy Transfer from Multiple Excitons in a CdSe Quantum Dot to Multiple Perylene Bisimide Molecules

【発表者】
Miyu Yoshioka, Mitsuaki Yamauchi and Sadahiro Masuo

【概要】
近年、半導体量子ドットは非常に効率よく光を吸収できるため、高性能太陽電池材料や発光材料として盛んに研究されています。
本発表では、量子ドットの表面に有機分子を吸着させることにより、量子ドットが光吸収で得たエネルギーを有機分子に受け渡し可能であることを見出した成果について報告しました。

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