2023.07.13.
【タッチダウン to 関西学院大学】「はやぶさ2」実物大模型展示・ヨビノリたくみ氏によるトークイベント・天体観望会・「はやぶさ2」解体ショーを実施
7月12日(水)、「はやぶさ2」実物大模型展示・ヨビノリたくみ氏によるトークイベント・天体観望会などを神戸三田キャンパスアカデミックコモンズで開催しました。本学は12日からの約1か月間、宇宙月間として「はやぶさ2」実物大模型の巡回展示企画「宇宙を学ぶ夏『タッチダウン to 関西学院大学』」(後援:国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA))を実施しています。今回はその第1弾として開催しました。
イベントの冒頭を飾るスペシャルトーク「人類は宇宙で生活できるのか」では、ヨビノリたくみ氏がモデレーターを担当し、岸本直子・工学部教授、関由行・生命環境学部教授、田中裕久・工学部教授、八木康夫・建築学部教授が登壇。宇宙で生活するうえで欠かせない食料問題をどう解決するか、宇宙空間で自己再生するような材料の開発は可能かなど、それぞれの専門分野からユニークな観点で宇宙研究についてのアイデアを語りました。
中でも参加学生の関心が特に高かったのは、関教授の「宇宙における生物の進化を研究してみたい。放射線が強い環境など、地球とは全く異なる条件下で生物が進化したら、通常の進化と比べて種類も過程も異なるだろう」という意見。人類の進化や起源と密接に絡んだアイデアに、参加学生は熱心に耳を傾けていました。
講義後、参加学生はグループごとにⅧ号館天体観測ドームへ移動し、松浦研究室の学生協力のもと、天体観望体験へ。当日はあいにくの曇天だったため、晴天時ほどはっきりと観望することはできなかったものの、時折雲の切れ目から見える天体を観測することができました。モニターに天体が映ると、参加学生から歓声があがる場面もありました。
今回、神戸三田キャンパスでのイベントに参加した学生は60名超にのぼります。本イベントの運営に協力してくれた理学部 物理学科4年玉井桃子さんは「参加学生がトークイベントや『はやぶさ2』解体ショーを熱心に聞いているのが印象的だった。天体観望も多くの学生が楽しんでくれたようでうれしい」と声を弾ませました。
次回、「はやぶさ2」実物大模型は7月15日(土)グランフロント大阪(北館1Fナレッジプラザ)へタッチダウンします。同会場では國中均氏(JAXA理事・宇宙科学研究所所長)、吉川真氏ら(JAXA宇宙科学研究所 准教授)JAXA歴代プロジェクトマネージャーを招いたクロストークなども開催予定です。予約不要・入場無料です。ぜひお越しください。
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