2023.02.17.
STARTUP ACADEMY第7期生18人が修了 経営スキルを学び、事業プランを発表
実践を通じて事業開発・起業に必要な経営スキルを学ぶ「Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMY」第7期の最終回が2月15日、西宮上ケ原キャンパスであり、受講生18人が修了書を受け取りました。受講生らは、今後進めていく自身の事業プランを約4分かけてプレゼンテーション。担当講師の沖田誠さん(2011年商学部卒、株式会社アントレプラス取締役)から「修了以降に課題はありません。自分自身でゴールやありたい姿を描き、そのために何を実現すればいいのかを定義し、進んでください」と激励の言葉をもらいました。
最終事業プレゼンでは「アート作品の販売メディア」「不登校児童へのオンライン家庭教師」「廃棄前の食品の無料販売所」など様々な事業が発表されました。多くの受講生は事業の立ち上げに動きだしており、既に売上につながっている事業プランもあります。受講生らは「経営スキルを学べたことはもちろん、普段出会うことの少ない起業やビジネスへの意識が高い仲間と出会えてよかった」などと話しました。
Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMYは、関西学院大学が株式会社ウィルフとともに開講している講座です。受講生は1クール(1.5カ月)ごとに、自身で事業計画を作成して、先輩経営者からアドバイスをもらいながら、実際に事業を立ち上げて収益を上げることを目指します。終盤は、利益ランキングの発表や事業の振り返りなどを行って次のクールへ備えます。最初の3クールで、計3回の事業計画作成と実践を繰り返し、徹底的に経営スキルを学びます。最終の1カ月半では、卒業後に自分が取り組みたい事業計画を作成し、先輩経営者からアドバイスをもらい磨き込むことで、「いつでも起業できる」状態を実現させます。2023年度も神戸三田キャンパス、西宮上ケ原キャンパスで開講予定です。
過去の修了生からは、生徒の個性にフォーカスする学習塾Upseeを立ち上げた4期生・春木俊明さん(総合政策学部3年生)、就職後のミスマッチを解決するために長期インターンシップ紹介サービスを提供する株式会社Motivateを立ち上げた5期生・佐保健太郎さん(経済学部4年生)、古民家を活用した古着屋JiKKAを立ち上げた6期生・田中一清さん(理工学部4年生)など起業家が誕生しています。法人設立から2年で、大企業のグループ会社となった例もあります。他にもスタートアップ企業や外資系コンサルティングファームなどへの就職実績があります。
関西学院大学は、創立150周年(2039年)までに、起業家精神(アントレプレナーシップ)に基づいて自ら事業を起こし株式を公開(IPO)する本学出身者を100人輩出することを目指す「IPOアントレプレナー100人創出プロジェクト」を2016年よりスタートしています。Kwansei Gakuin STARTUP ACADEMYは、その一環です。
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