2023.01.19.
阪神淡路大震災記念礼拝 約80人が追悼の祈り

礼拝の様子

礼拝の様子

関西学院は1月17日、西宮上ケ原キャンパスのランバス記念礼拝堂で阪神淡路大震災記念礼拝を執り行いました。学生・生徒、教職員、一般の方など約60人が集まり、約20人がオンラインで参加しました。

メッセージを送る枝川豊・高中部長

メッセージを送る枝川豊・高中部長

礼拝では、祈りや賛美歌を歌った後、枝川豊・高中部長が登壇しました。「28年前の震災を覚えて~語り継ぐ・記憶にとどめる」と題して、被災した当時の状況や心境、当時の関西学院高等部生が積極的にボランティア活動を行ったことなどを話し、「私たちは阪神淡路大震災を語り、記憶にとどめることが大切」などと伝えました。最後に「コロナ禍をはじめ、世界中には苦難の中にいる人々が存在する。その方々を何らかの形で慰めることを心にとどめたい」とメッセージを送りました。

ベルを鳴らす平野さん

ベルを鳴らす平野さん

「とりなしの祈り」の後、阪神淡路大震災で亡くなった学生15人をしのび、関西学院ハンドベルクワイアの平野志帆さん(人間福祉学部2年生)がベルを15回鳴らし、全員で黙祷を捧げました。
参加した社会学部4年生は「阪神淡路大震災を知らない世代なので、震災と向き合う貴重な機会となった。自分なりに震災について考えていきたい」と話しました。
関西学院では、1995年の阪神淡路大震災で、学生15人、教職員ら8人が尊い命を失いました。関西学院大学は、この方々を追悼し、震災から学んだ教訓を忘れないように、1996年から記念礼拝を毎年行ってきました。2021年と2022年はオンラインで実施。今年は関西学院全体として開催し、はじめて高等部生が参加しました。