2022.11.26.
人間福祉学部・坂口ゼミが「生命のメッセージ展」を開催 今年で6回目
心理学的な観点から人々の多様な喪失体験に関する理解を深め、その支援の方法や提供体制の調査に取り組んでいる坂口幸弘・人間福祉学部教授のゼミ生たちが11月15日から11月17日まで、命を奪われた犠牲者30人の等身大パネルと本人の写真や遺品の靴を展示する「生命のメッセージ展in関学」を西宮上ケ原キャンパスで開催しました。坂口幸弘教授ゼミでは2017年からこの取り組みを行っており、今年で6回目です。
3日間で85人が来場。「一日一日、今この瞬間を大切に生きていこうと強く思いました」「命の尊さを忘れない人間でいたい」「今生きている幸せ、これから生きる幸せを感じさせられた時間でした」といった感想が寄せられました。
「生命のメッセージ展」は、犯罪や事故、医療過誤、いじめ、一気飲ませなどで生命を奪われた犠牲者が主役のアート展で、2001年から始まり、これまで全国各地で開催されてきました。「メッセンジャー」と呼ばれる犠牲者一人ひとりの等身大の人型パネルの胸元には、本人の写真や家族の言葉が貼られ、足元には「生きた証」である靴を置いて生命の大切さを訴えます。生きたくても生きられなかった「メッセンジャー」からの「いのちを守り、未来につなげる願い」を感じる貴重な場です。
生命のメッセージ展in関学は、一般社団法人日本損害保険協会2022年度自賠責運用益拠出事業助成を受け開催しました。