2022.11.21.
Jクラブ内定2選手が抱負を語る 卒業生Jリーガーとの座談会も

木村勇大選手

木村勇大選手

日本プロサッカーリーグのクラブチーム(以下Jクラブ)に内定しているサッカー部の木村勇大選手(社会学部4年生、京都サンガ内定)と山田剛綺選手(商学部4年生、東京ヴェルディ内定)の加入記者会見を11月21日、西宮上ケ原キャンパスで開催しました。会見後に卒業生現役Jリーガーであるガンバ大阪の山本悠樹選手(2020年国際学部卒)とファジアーノ岡山の本山遥選手(2022年商学部卒)を交えた座談会も実施。報道関係者がオンラインで参加し、会場には学生約100人が見学しました。
はじめに高橋宏次郎・サッカー部監督が「木村と山田は4年間、ポジション争いをしながら高め合い、互いに足りない部分を補って成長してきた。プロでの活躍を期待したい。12月から全日本大学選手権が始まるので、日本一を目指す」と話しました。
会見で木村さんは「観客を感動させる京都サンガのサッカーを目の当たりにし、ここでプレーしたいという気持ちになった。自分も見る人に感動を与えたい。歴史あるサンガで自分のキャリアを形成できることはうれしい」と力を込めました。山田さんは「東京ヴェルディの練習に参加した時、ヴェルディのスタッフ陣から『ぜひうちに来て欲しい』と声をかけてもらい、このチームでサッカーがしたいと惹かれた。入団後から結果を残していきたい」と意気込みました。

山田剛綺選手

山田剛綺選手

質疑応答に入り、どのような大学4年間だったかと聞かれ、「サッカーにも学業にも打ち込めた。有意義な時間を過ごすことができ、濃い4年間だった」と木村さん。山田さんは「きついことが多かったが、本気で打ち込めた4年間。関学にはすごい選手がたくさんおり、本気でやらないと出場機会を得られなかった。それがプロ入りにつながった」と振り返りました。互いの印象について、木村さんは「剛綺は入学直後からAチームで活動しており、負けるのが嫌でずっと意識していた。切磋琢磨し、4年間走り続けることができた良い仲間。身体能力や体を張れる部分は自分も学んでいきたい」と語り、山田さんは「1年生の夏以降、勇大が関西選抜に選ばれるなど自分より先を進み、悔しかった。今も勇大が自分よりも一つ上のステージにいるので、追いつきたい存在」と笑顔を見せました。

左から本山遥選手、木村勇大選手、山田剛綺選手、山本悠樹選手

左から本山遥選手、木村勇大選手、山田剛綺選手、山本悠樹選手

続いて、サッカー日本代表のスタジアムDJも務めた西川大介さんをMCに座談会を実施。ガンバ大阪の山本さんとファジアーノ岡山の本山さんが加わりました。4人は2019年度、サッカー部で一緒にプレーしており、木村さんと山田さんが1年生から頼りになっていたこと、先輩から見て2名は必ずプロになると感じたこと、木村さんが山本さんにプレースタイルについて相談していたことなど当時の話で盛り上がりました。
先輩・後輩への質問タイムでは、山本さんが「プロとして対戦したい選手は」と聞き、山田さんは「J2で試合することになる遥さんと対戦したい。負けたくない」と闘志を燃やしました。本山さんは「自分の強みとなる武器は何か」と質問し、木村さんは「推進力とゴール前まで進む力。それを強みに活躍したい」と自信を見せました。

終盤には「関西学院と私」「今後の目標」を聞かれ順に回答。山本さんは「関学に入って成長し、今の自分がある。感謝しかない」「ガンバは今年苦しいシーズンだった。チームの中心として活躍し、タイトルを獲得したい」、本山さんは「関学には自分よりも上手な選手がたくさんおり、下からのスタートだったが、熱くなれる仲間とともに成長できた。その仲間がいたからこそ、自分はプロになれたと思う。関学の看板を背負って、今後も頑張りたい」「県民全員が応援してくれているような熱気が岡山にはある。悲願のJ1昇格に向けて、チームを引っ張りたい」、山田さんは「関学のサッカー部はすごくレベルの高い環境だった。何度もミーティングを重ね、何のためにサッカーをするのかを追求した。技術だけでなく、人間性も大きく成長できた」「自分の活躍でヴェルディをJ1に復活させたい」、木村さんは「自分自身と向き合う時間も多く、プレーヤーとしてはもちろん、人間として成長できた場。プレーで関学に恩返ししたい」「サンガがJ1で勝つには得点力が重要。そこに自分が貢献し、ピッチの上で輝ける存在になりたい」と目を輝かせました。