2022.10.19.
越智健太さん(理工学研究科前期課程1年生)がファジイシステムシンポジウム2022で優秀発表賞を受賞

第38回ファジイシステムシンポジウム2022(FSS2022)(主催:日本知能情報ファジィ学会)が9月14日から16日に開催され、理工学研究科・工藤卓研究室(神経知能工学研究室)に所属する越智健太さん(理工学研究科博士課程前期課程1年生)がFSS優秀発表賞(Fuzzy Special Session Presentation Award)を受賞しました。
受賞講演タイトルと概要は以下のとおりです。

受賞講演タイトル
「他者への信頼度が過誤記憶生成へ及ぼす影響 (TB1-3)」。

受賞講演の概要
過誤記憶とは「起こってもいないことを覚えていたり、起こったこととは全く違うことを覚えていたりする」現象で、近年認知科学的な研究が行われている。本実験ではDRM パラダイムを用いて過誤記憶を誘導し、実験参加者が記憶の内容について他者(仮想的エージェント)と情報共有したとき、他者への信頼度、性別、エージェントへの礼の有無の全てが過誤記憶の生成に影響を与えることを示した。相手への信頼感の上昇は、その情報を肯定的に優先して信じる傾向を誘導することが示唆された。