2022.10.20.
JR西日本イノベーション本部と"未来駅の新サービス"を検討~KSC学生約50名がBiZCLASS参加~

2022年秋学期のBiZCLASSがスタート!

10月12日(水)、神戸三田キャンパス(KSC)にてBiZCLASSを開催しました。本プログラムは、理系のビジネス人材輩出を目的として、2021年秋にスタートしたKSC独自の新たな取組みです。2022年秋学期第1回は、JR西日本よりイノベーション本部及び人事部の社員10名をお招きして午前と午後の2回開催。理・工・生命環境・建築・総合政策の5学部約50名の学生が参加し、新たな視点や知見を得る機会となりました。

学生ならではの発想力を生かした新たなサービスを考案

「未来駅での新しいサービスを考えよう!~JR西日本の顧客価値創造の取組みから学ぶ~」と題して実施された今回のプログラム。冒頭で同社鉄道本部イノベーション本部うめきたプロジェクトチームの小森担当課長が、JR西日本の経営、技術、成長戦略、イノベーションの推進の取組み等について講演した後、学生は新たなサービスを生み出すワークショップに挑戦。防音環境とwifiが整備された「リモートワーク専用車両」をはじめ、スマホを活用しての改札のない駅づくりや、コミュニティ・スペースとしての駅の活用など、学生ならではの柔軟な発想で、数多くのアイデアが生まれました。学生は講師からそれぞれの発表内容に対するフィードバックを受けるとともに、アイデアの提案から概念化、事業分析、開発、市場投入までの流れについてビジネスで求められる視点やフレームワークを学びました。

電車が走ることは地域をつなげ安全を運ぶこと

初めてBiZCLASSに参加した建築学部1年生の青木りささんは、「電車が走ることは、地域をつなげることであり、安全を運ぶということだと教わりました」とプログラムで得た新たな学びについて語りました。また、理学部2年生の森本拓真さんは、「企業の実際の新規ビジネスの開発に携われてうれしかった。和やかな雰囲気で楽しみながら学んだ」と述べるとともに、「将来は教員の道も考えており、企業に就職するか決まっていないので、これからも情報を集めながら自身のキャリアを考えたい」と話しました。

「BiZCLASS」について
BiZCLASSは、主に理系の学生が、企業から招いた講師とPBL形式で議論しながら学ぶ場です。企業が提供する課題やプログラムを提供し、ワークショップやグループワーク等を通じて学びを深めます。学生が理系の学びを活かしたキャリアを具体化させ、社会で活躍するためのビジネスマインドやイノベーションマインドを養うとともに、大学での学びや専門性を更に深めることを目的としています。「Be a Borderless Innovator」というスローガンに沿い、理系学生のキャリア形成をイメージしつつ、文理横断、学部学科の垣根を越えた学びの場を提供しています。