2022.09.12.
池上彰氏による集中講義「科学技術と現代社会」 初日を迎える

Ⅱ号館での授業風景

Ⅱ号館での授業風景

9月12日、ジャーナリストの池上彰氏が本学の客員教員として担当する集中講義「科学技術と現代社会」の初日授業が、神戸三田キャンパス(KSC)にてスタートしました。参加した学生は、5学部(理学部、工学部、生命環境学部、建築学部、総合政策学部)50名の1、2年生。第1時限は、公開授業と位置づけ、受講者以外にもオンライン公開し、幅広く全学生に学ぶ機会を提供しました。

講義冒頭、池上氏は学生たちに向け、「今、目の前で起きている出来事から学ぶ姿勢を大切にしてほしい、どうしてそうなったのか多角的に分析する力を身に着けてほしい」と話し、学生にエールを送った後、事前の課題図書からの学び・気づきについて、学生たちの考えを引き出した上で、池上氏ならではの切り口で解説を深め、学生たちにさらに考えるきっかけを与えながら授業を展開しました。1日目を終えた学生からは、「池上先生のお話を聞きながら、課題図書で読んだ内容が、知識として整理され、身についていく感覚があり、面白かった」「普段はあまり聞く機会がない、理系学生の意見も聞くことができて、良い刺激を受けた」等のコメントが寄せられました。

今回の集中講義は、科学技術に関連した歴史や時事問題等を取り上げることにより、これまでの歴史への理解を深め、平和、環境、健康、安全な暮らし、持続可能な社会、宇宙など、様々な課題と科学技術とのかかわりについて、文理融合・文理横断の視点を持ちつつ、考察できる能力を修得することを目的としています。授業は9月12日~16日まで1週間にわたって行われ、学生たちは授業期間内で14冊の様々な図書を読み、じっくり考え、進んで学ぶ能力の修得に努めます。