2022.02.16.
「日帰り満喫 小野市」で近畿経済産業局長賞~商学部安田聡子教授ゼミのチーム

知財ビジネスアイデア学生コンテスト・地域ブランドデザイン部門

 商学部・安田聡子教授のゼミ生5人が、令和3年度知財ビジネスアイデア学生コンテストPaProSo(近畿経済産業局主催)の地域ブランドデザイン部門で最優秀にあたる近畿経済産業局長賞を受賞しました。兵庫県小野市の課題を探り、「若者に新たな魅力を感じてもらう」方法を考え、地域住民や観光客などの移動ニーズに合わせた「MaaS」を活用した提案が評価されました。

 取り組んだのは、3年の奈良尚音さん、東快成さん、南里奈さん、義永佑莉香さん、井上雅恵さんの5人でつくるチーム「さとこちゃんムーバー」。地域の実情に応じた振興策を探ろうと、全国各地の都市の特色を調べるうちに、そろばんの生産で有名だった小野市に着目。今ではあまり使われなくなったそろばん以外に売り出すべきポイントがあるかなどを調べ、現地にも行って調査しました。チューリップやコスモスなど季節ごとに花が楽しめるひまわりの丘公園を中心に、新たな魅力として、「小野アルプス」と呼ばれるハイキングコースや牧場、温泉、寺社などを巡るコースを設定し、様々な交通手段を組み合わせて使える「MaaS」を活用することを考案。提案には、地元の人も、テイクアウトや日用品の仕入れなどに使える「融合型観光バス」などを盛り込みました。

 コンテストには全部で26チーム、そのうち地域ブランドデザイン部門には3チームがエントリー。本選では、同じ商学部で熊本県高森町のビジネスプランを考えたチームと2チームでプレゼンテーションをし、その結果、「さとこちゃんムーバー」が近畿経済産業局長賞を受賞しました。今回の結果について、奈良さんは「若者を集めるというコンセプトで始めたが、MaaSを考える中で、地元に住んでいる人にも便利で使ってもらえるプランにしました。私たちのアイデアが小野市の発展に少しでもつながればと思います」と話しています。

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