2021.12.08.
教育学部生による小学生の通学ボランティア~西宮市から青少年表彰

西宮聖和キャンパスから近い西宮市立上ケ原小学校の子どもたちのために、登校時の安全確保と見送りのボランティアを続ける教育学部の学生有志に対し、12月8日、西宮市から「西宮青少年表彰」が贈られました。西宮市で地域や社会のために地道な努力をしている青少年を表彰するもので、学生の代表が上ケ原小学校で、上ヶ原地区青少年愛護協会の方から表彰状と盾を受け取りました。

このボランティア活動は2001年6月8日に発生した大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件に衝撃を受けた教育学部の藤木大三教授が、聖和大学(当時、09年に関西学院と合併)教育学部の学生たちに呼びかけ、事件からちょうど1ヶ月経った7月8日から始まったものです。その後も新たに入学してくる学生に活動が受け継がれ、関西学院大学教育学部となってからも途切れず20年以上続いています。

現在は、藤木教授や学生たちの熱心な活動を見てきた地元の老人会やボランティアの人たちも一緒に活動していただくようになり、地域社会全体での活動へと拡がりも見せ、世代を超えた交流も生まれています。

表彰状を受け取った川下敦史さん(教育学部3年生)は「表彰していただけて嬉しい。この活動を続けていると、互いに顔を覚えるようになり、子どもたちから挨拶してくれることも増えるようになった。子どもたちのためにやっているようだが、実は私たち学生が子どもたちから元気をもらい、成長させてもらっている。今後も継続していきたい」と話しました。