2021.09.25.
体育会カヌー部 小鑓彰人さん、カヌーの国際大会(ルーマニア)に出場

 体育会カヌー部の小鑓彰人さん(商学部4年)が、9月末からルーマニアで開催される国際カヌー連盟(ICF)世界カヌーマラソン選手権大会に出場します。U23(23歳以下)のカヌーマラソンとシニアのショートディスタンスにエントリーしており、外国選手の中でどう実力を発揮するか期待がかかります。

 今回の世界選手権には日本カヌー連盟から男女各2人の4人が派遣されます。昨年10月に京都・久美浜で行われた選考会を兼ねた全日本選手権で2位に入った小鑓さんがその一人に選ばれました。カヌーマラソンは3700mの周回コースを7周(25.9㎞)し、さらに1周するごとに艇をかついで100m走るという体力と持久力が必要な競技で、ショートディスタンスは1200mのコースを3周(3.6㎞)する競技です。9月30日から10月2日にかけて、予選、決勝が行われます。

 小鑓さんは大津市出身。小学5年の時に地元のカヌースクールでカヌーを始め、滋賀県立八幡商業高校でカヌー競技に本格的に取り組み、高校総体でも入賞しました。大学では顕著な成績は残せていないものの、最後に日本代表として、国際レベルでの舞台が巡ってきました。小鑓さんによると、カヌーマラソンは基本的な体力、持久力に加え、波の乗り方など他選手との駆け引きが重要といいます。国際大会は初めてという小鑓さんは「体力には自信がありますが、海外の選手とはフィジカル面で差が大きいと思う。これまでカヌーに注いできた力をすべてぶつけたい。きついのは間違いないが、レースが楽しみです」と話しています。