2021.09.14.
国際学部2年の草薙柚季さん、中満泉・国連事務次長と「多様性」について語る

毎日新聞オンライン特別セッション「私たちの暮らしがつくる『平和な世界』」に参加

草薙柚季さん

草薙柚季さん

 毎日新聞社が8月中旬に開いたオンライン特別セッション「国連事務次長・中満泉さんと考える~私たちの暮らしがつくる『平和な世界』」に、国際学部2年の草薙柚季さんがオンラインで参加しました。草薙さんは中満さんに、多様性実現に関わる国連の動きと日本での取り組みなどについて質問し、意見を交わしました。セッションの内容は9月9日、毎日新聞デジタルで公開されました。
https://mainichi.jp/articles/20210908/k00/00m/030/121000c  

 中満さんと話ができたことについて、草薙さんは「核軍縮には政府のお偉いさんだけが関わるという印象がありましたが、私たち市民も“自分ごと”として関わることが必要だと改めて実感しました。ジェンダー問題に関しては、ご自身の娘さんから学ぶことが多いとおっしゃり、私も様々な立場の人から学び続ける姿勢を見習いたいと感じました」と振り返りました。

 草薙さんは9月からカナダのブリティッシュ・コロンビア大学に留学に出かけています。キャンパス内の壁には「LGBTQ+の人の権利を尊重しよう」というアートが描かれ、授業前には「この大学は先住民から奪った土地に建てられた」ということが共有されるそうです。履修するのは、主に政治とGender、Race & Social Justiceの授業。「社会の問題を“自分ごと”として捉えるきっかけとなる事柄が多いと感じます。どうすれば異なる考えを持つ人が共生できるかという課題が日常に直結しています。貧困層へのボランティア活動やフィールドワーク、日常生活での発見を通じ、日本社会の多様性・共生のあり方を考えたいと思います」と意欲を見せています。