2021.09.10.
学生が企画したオンラインツアー「思い出つくりTaiwan」をJTBとともに実施

参加した一般客約40人に見どころや食べ物を紹介~留学の代替プログラム

オンラインツアーのスタート画面

オンラインツアーのスタート画面

 関西学院大学の学生が、夏季休暇中のオンライン国際教育プログラムで台湾の学生と企画したオンラインツアー「思い出つくりTaiwan」が(株)JTB神戸支店とJTB台湾によって商品化され、9月4日(土)、実施されました。本学の学生がツアーの内容を紹介し、台湾の学生が台湾の観光地を巡ったりお店を訪ねて食べ物を紹介したりする内容。約40人の一般参加者が見つめるなか、学生たちは学んだことをもとに、台湾への旅の魅力を語りかけました。

JTB台湾のスタッフと事前の打ち合わせをする学生たち

JTB台湾のスタッフと事前の打ち合わせをする学生たち

 取り組んだのは、夏季休暇を利用して海外へ出かける短期留学の代わりに設けられた「グローバルPBL(観光デジタルマーケティング)~台湾の学生とコロナ禍における旅行業界の課題を解決しよう!~」を受講した学生29人。台湾の大学生20人とともに、日台混成グループ10組に分かれ、旅行会社の課題やマーケティング手法、コロナ禍に直面したJTB台湾の課題を学び、「Z世代になぜオンライントラベルが売れないのか?」といったアンケートをSNS上で実施するなどして市場を分析。グループごとにツアーを企画し、動画を撮影・編集しました。コンペを勝ち抜いた「思い出つくり」をテーマにした1時間のツアーが商品化され、8月25日からWEB上でJTBの商品(参加費250台湾ドル=約1,000円)として紹介されました。学生たちはSNSなどで広報も展開しました。

 ツアー当日は、本学の学生とJTB神戸支店の担当者が本学の教室に集まり、オンラインツアーを見守りました。JTB台湾のスタッフ2人がコーディネーターとなり、本学の学生が参加者にツアーの見どころを紹介。観光地である「迪化街」「霞海城隍廟」「十分」「九份」「寧夏夜市」などに台湾の学生が実際に出向いた画像を流し、揚げパンや草餅、芋圓、牡蠣オムレツ、タピオカなど現地のおいしい食べ物も紹介しました。途中にはクイズもはさむなどして、参加者に身近に感じてもらうような趣向も凝らしました。


 

ツアーのしおり

ツアーのしおり

 このツアーを企画した一人、板倉ゆうなさん(法学部1年)は「実際に現地に行けないなかで、お客様にどうやったら喜んでもらえるかを考えた。当日は、旅行に実際に行けないような方からも『見て楽しかった』というコメントもいただいた。将来は観光関係の仕事につきたいと思っているので学びにもなりました」と話しています。