2021.08.06.
邦楽クラブが文化庁の支援団体に~「邦楽普及拡大推進事業」に採択

箏(こと)、三味線、尺八など邦楽を演奏する文化総部邦楽クラブがこのたび、文化庁の令和3年度「邦楽普及拡大推進事業」に採択され、安定的に稽古や実演に取り組めるように環境整備の支援を受けることになりました。

邦楽クラブは1960年に誕生し、これまで定期演奏会をはじめ、様々な機会で演奏を行ってきました。現在は感染症防止のため、活動に制限がかかっていますが、これまでの活動実績などが評価されました。楽器の修理、演奏会費用などについて、支援を受ける予定です。

この事業は、コロナ禍で邦楽の発表機会が大幅に減少し、その継承が危機的な状況となっているなかで、邦楽の継承と発展を図り、生涯にわたり演奏や鑑賞を楽しむ愛好者、実演家を増やしていこうと始まったものです。事業に採択されれば、大学の部活・サークルが安定的に稽古や実演に取り組めるように環境整備を支援するという内容です。

邦楽クラブのメンバーは「邦楽の良さをたくさんの人に知ってもらいたいと考えています。今年は定期演奏会も開催します。邦楽好きの人が少しでも増えるように頑張ります」と意気込んでいます。