2021.07.02.
大相撲・宇良関に 関西学院大学 学長賞を授与

 関西学院大学は、2度の大けがを乗り越え、7月4日に開幕する大相撲名古屋場所で幕内復帰を果たした宇良関(宇良和輝さん、木瀬部屋)に、学長賞を贈ることを決定しました。場所前のため、授与式は行わず、学長賞の授与が決まったことを宇良関に報告、宇良関からコメントをいただきました。賞状代わりのクリスタルの楯と奨励金は場所後に贈ります。

 学長賞は、関西学院大学の同窓生として輝かしい功績を収められた方に授与しようと創設されたもので、これまでに、プロ野球阪神・近本光司選手、陸上競技・多田修平選手、2019年1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で共同議長を務めた坂野晶さんの3人に贈られており、宇良関で4人目となります。

 宇良関は関西学院大学体育会相撲部出身。2015年3月に教育学部を卒業し、角界入り。木瀬部屋に所属し、2017年春場所で新入幕を果たしました。しかし、その後、2度の大けがで序二段まで番付を落としましたが、この名古屋場所で21場所ぶりに幕内復帰を果たしました。

宇良関からもコメント

◆宇良関のコメント
「学長賞を授与いただき、たいへん光栄に存じます。この度、おかげさまをもちまして幕内に復帰することができ、場所に向けての更なる励みとなりました。いただいたご声援を力に変え、私からも相撲を通じてたくさんの方に元気や勇気を与えられるよう、一日一番を全力で取り組みたいと思います」

◆村田治・関西学院大学学長のコメント
「2度の大けがで序二段まで番付を下げたにもかかわらず、不屈の闘志で幕内まで復帰されました。努力と鍛錬の賜物だと思います。コロナ禍のなか、母校関西学院大学の後輩たち、学生や教職員に大きな勇気を与えてくれました。その努力と頑張りに関西学院大学として、学長賞を贈りたいと思います」