2021.05.18.
国際学部の卒業生が「私たちが勉強する意味~最高に楽しかったブラックゼミ」出版

自らの経験をもとに「学び続けることの重要性」を訴え

 国際学部の卒業生が在学中から制作に取り組んでいた本『私たちが勉強する意味~最高に楽しかったブラックゼミ』が、関西学院大学出版会から出版されました。大学に入って海外への留学やボランティア活動などに積極的に取り組んでいた4人が、大学で真面目に勉強している学生が少ないことについて、様々な角度から検討。大学生や専門学校生への意識調査にも取り組み、「勉強する意味」について考察した1冊です。大学生だけでなく、進路を考える高校生にとっても参考になる本に仕上がっています。
(2021.03.13発信のニュースの続報)

「私たちが勉強する意味」をまとめた4人

「私たちが勉強する意味」をまとめた4人

 執筆したのは、2016年に国際学部に入学し、今春までに卒業した桑原志帆さん、越仲舞さん、田中真央さん、西岡彩音さんの4人。大学3年の時に、ゼミを指導する關谷武司教授から「議論を重ねて1冊の本にまとめてみたら」と言われ、海外へボランティアに出かけるメンバーもいる中で、卒業論文を執筆する合間を縫って勉強会を続け、意識を探るアンケートにも取り組んでまとめました。AIが進化するなかで、AIに使われない人間になるには――、新しい時代のリーダーに必要なものは――、といった課題への答えを一生懸命に探る姿がつづられています。そして「大事なのは学び続けること、考え続けること」「勉強する意味を考えることは生きる意味を考えることに等しいと気づいた」などと訴えかけています。

 4人が実際に体験したカンボジア、オーストラリア、ザンビア、ネパール、フィリピン、マレーシアなどの教育システム、教育の課題についてまとめたコラムもわかりやすく、留学を考えている人には参考になります。A5判、1600円(税別)。生協などで販売中です。