2021.04.03.
新2年生の入学式に約2500人が参列

関西学院大学は4月3日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年実施できなかった2020年度入学生(大学・大学院の新2年生)の入学式を西宮上ケ原キャンパスの総合体育館で行いました。新入生の入学式同様、座席の間隔を十分に取るなど感染拡大防止対策を講じ、2回に分けて実施しました。

村田治・関西学院大学学長は式辞で、「新2年生の皆さん、ご入学に改めてお祝いを申し上げます。1年遅れではありますが、皆さんの入学式を行うことができ、心から喜んでおります。昨年度は入学式が中止、授業もオンラインが中心となり、皆さんも戸惑われたことでしょう。春学期は緊急事態宣言が出されてキャンパスへの立ち入りができない状況が続き、充実した大学生活とは言えなかったと思います。この状況は今年度いっぱい続くと予想されますが、皆さんは新型コロナウイルス感染症が終息した後のポストコロナの世界を視野に入れておくことが重要です」と語りかけました。そのうえで、C.J.Lベーツ・初代学長が提唱したスクール・モットー “Mastery for Service”(奉仕のための練達)を説明し、「ベーツ先生は、この言葉に続けて、自分の利益のためだけでなく、世界人類のために、自分を鍛え強くあれと訴えました。ポストコロナの社会に求められる価値観ではないでしょうか。これからの大学3年間に実行して欲しいのは、複数のことにチャレンジすることです。自分自身にチャレンジし自己を鍛え、世界に羽ばたいて世界人類の幸福に貢献するという志を持った『Mastery for Service を体現する世界市民』に育ってほしい」と激励しました。

入学式の後には、関西学院グリークラブが歓迎の意味を込めて、校歌「空の翼」などを合唱しました。