2021.04.02.
研究シーズのバーチャル展示会を開催中  テーマは「観る」と「創る」~5月31日

宇宙の起源や、地球温暖化防止策を探る

関西学院大学は、理系3 学部(理・工・生命環境学部)による研究成果の一端を「観る」「創る」というテーマで紹介する「研究成果バーチャル展示※」を4月1日からWEB 上で始めています。コロナ禍において、各学部の研究活動には様々な制約が課されていますが、それでも歩みを止めることなく今日に至っています。今「観る」では観測機器や計測機器を駆使し、「これまで見ることができなかったものを観る」という観点で取り組む研究を、「創る」では電子デバイス等への展開が期待される新規材料の開発や、次世代エネルギーシステムの構築を目指す大容量蓄電池の開発など地球温暖化対策に繋がる研究をそれぞれ8件ずつ取り上げています。※米国・Matter Port社の技術を採用。バーチャル空間に各ブースを配置。自由に動きまわることができます。興味を持ったポイントをクリックすると、研究者のWeb展示ページに入ることができ、研究室・論文などの情報も確認可能です。

観る:ナノから宇宙まで

生命環境学部 環境応用化学科の増尾 貞弘教授は、新たなナノ材料の創出・解析を通じて、発光材料の本質に迫る研究を進めています。物質をナノメートルにまで小さくした「ナノ物質」は、大きな物質とは全く異なる性質を示し、 発光ダイオード、ELディスプレイ、太陽電池、さらにはバイオイメージングなどに盛んに用いられています。研究室では、これまでにない新しいナノ物質を合成し、その性質を詳細に調べることにより、 優れた光機能物質の開発を目指しています。

理学部 物理・宇宙学科の松浦 周二教授は、宇宙初期から来るかすかな赤外線の宇宙背景放射を観測することにより、宇宙や天体のはじまりの痕跡を探査しています。アメリカの研究者たちに声をかけNASAのロケットを用いて大気圏外から観測を実施。今後は、本学で開発した新型望遠鏡を搭載した次期ロケット実験CIBER-2を行う予定です。

創る:新物質・材料からデバイスまで

工学部 物質工学課程の田中 裕久教授はエネルギー・環境機能材料を開発し、持続可能な社会へ貢献を目指しています。100年後の暮らしやクルマ、生活を支えるエネルギーなどのビジョンを描き、それを実現するために望まれる技術を研究テーマに選定。国内外の産官学と連携して、液体燃料を蓄電媒体とする燃料電池、自動車の排ガスをきれいにする触媒、安全な水素社会を築く再結合触媒の開発に取り組んでいます。

工学部 電気電子応用工学課程の尾崎 壽紀准教授は、超電導物質を作り、その物質が起こす新現象を発見、解明しています。同時に、超電導応用技術をさらに使いやすくしてさまざまな用途に利用してもらい、豊かなエネルギー社会のための研究を進めています。

ここで展示している研究成果は、国家プロジェクトに関わるものから萌芽的なものまで幅広いフェーズのものですが、どれも知的好奇心をくすぐるきらりと光るものです。ぜひ、多くの皆さまにご覧いただき、本学の研究に興味をお持ちいただいた方々と連携を結ぶ機会にしたいと考えております。

〇研究成果バーチャル展示の概要
期間:4月1日(木)~5月31日(月)
URL : https://www2.kwansei.ac.jp/kgresearch2021/
担当:関西学院大学 研究推進社会連携機構