2021.03.26.
NHKEテレの番組「みんなの手話」 4月から手話言語研究センターの前川助教・下谷助教が監修

下谷奈津子助教(左)と前川和美助教

下谷奈津子助教(左)と前川和美助教

 手話言語研究センターの前川和美助教と下谷奈津子助教が4月から、NHKEテレの番組「みんなの手話」の監修を引き受けることになり、3月25日発売のテキストで紹介されました。テキストの執筆も担当します。

 本学の手話言語研究センターは2015年4月、手話を言語と位置づけて研究する目的で設置されました。全国の大学では最初の設置でした。以降、ろう者の文化と聴者の文化の違いや共通点を体感してもらうための文化イベントをはじめ、手話使用者に自らの「母語」である手話に関する研究に関心を持ってもらい、基礎知識とスキルを身につけていただく「手話学コロキアム」、講話会、ミニ講座などを展開しています。前川助教と下谷助教は、研究ならびにセンター事業の企画などに携わっています。

「みんなの手話」のテキスト(3月25日発売)

「みんなの手話」のテキスト(3月25日発売)

 発売されたテキストでは「監修者あいさつ」で二人が登場。最初に、二人で「これから日本手話の学習を始めるという方、手話やろう者についてもっと知りたい方など、さまざまな方に楽しんでいただけるような内容となっています。ろう者(前川)と聴者(下谷)それぞれの立場から、皆さんに学んでほしいこと、知ってほしいことなどを紹介しています。このテキストを通して、手話を学ぶ楽しさをたっぷりと感じていただければうれしいです」と語りかけている。

 「みんなの手話」の放送は、Eテレで日曜午後7時30分~7時55分。再放送は金曜午後1時5分~1時30分。