2020.12.18.
理工学研究科がJAXAと連携大学院協定~最先端の施設・設備で研究指導

 大学院理工学研究科は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携大学院に関する協定を締結しました。2021年4月より、JAXAの研究者を客員教員として委嘱したり、理工学研究科の学生がJAXAに出向いて最先端の施設・設備を利用して研究指導を受けたりできるようになります。関西の大学では国立奈良先端科学技術大学院大学に続き、2校目、私立大学では関西初となります。(締結日=11月30日)

 本学は「電波」「赤外線」「X線」という、天文学の主要三分野を全て学べる数少ない私立大学の一つです。これまでにも、理工学部物理学科(※)の松浦 周二教授と平賀 純子准教授がJAXA宇宙科学研究所(ISAS)において、衛星計画に数多く参加してきました。また、天文観測衛星(XRISM、HiZ-GUNDAM、LiteBIRD)や惑星探査機(はやぶさ2、DESTINY+、OKEANOS)、NASAロケット実験CIBER等の計画で、JAXAとともに研究を進めています。人的交流の面でも、現ISAS所長を招いた講演会や、兵庫県立三田祥雲館高校との協賛イベントとしてJAXAの研究者による「はやぶさ2」の講演会を開催。このほか、これまでも理工学部の学生や研究科の大学院生がISASへ出張して共同研究に関する実験に参加するなどしています。
※2021年4月、理学部物理・宇宙学科に名称変更

【連携大学院協定の概要】
1.    目的
 これまで大学及びJAXAが行ってきた教育研究協力の成果を踏まえ、連携大学院方式による協力を行うこととし、大学における教育研究活動のより一層の充実を図るとともに、JAXAの研究活動を推進し、その成果・普及を更に促進することにより、わが国における宇宙科学及び宇宙航空技術分野の発展に寄与する 
2.    連携・協力事項
 JAXAの研究者を本学の客員教員として招き、大学院生の研究を指導する
3.    期間
 2021年4月1日~2026年3月31日