2020.10.23.
人間福祉学部の1年生がキッザニア甲子園を視察~人間科学科の学生約100人、子どもへの接し方など学ぶ

恒例の淡路島合宿中止の代わりに

 人間福祉学部人間科学科の1年生約100人が10月8日夜、西宮市のキッザニア甲子園を訪れ、施設内を見学しました。例年だと10月に実施する淡路島での合宿が中止になったこともあり、入学以来キャンパスにほとんど来ることができなかった1年生に「同じ釜の飯は食べられないが、対面でのつながりを深めて欲しい」と教員が企画。学生たちは10グループに分かれ、「スーパーバイザー」と呼ばれるスタッフの案内で館内を見て回り、子どもへの接し方や民間施設のマネジメント方法などを学びました。

 見学会は必修科目「人間科学実習入門」の授業として実施。学生たちは9月27日と10月3日に事前学習として、キッザニアの職員から展示内容などの説明を受ける「キッザニアレクチャー」や教員による「ミニ講義」を受講して臨みました。10月8日は午後7時から見学スタート。グループごとに「スーパーバイザー」から、デパートや電鉄会社、福祉施設、テレビ局、警察など各パビリオンにおける子ども向け体験の狙いや目的の説明を受け、子どもを対象に展開する施設の在り方などを考察しました。警察のコーナーでは、押収した映像や画像を解析する「解析エリア」などに興味を持ったようでした。

「子どもに心を開いてもらう方法は」といった質問をぶつける学生もおり、「何に興味があるか、同じ目線に立つことが大切。これは就職しても役立つ共通のものではないか」などと助言を受けていました。子どものころに見学してことがあり、「魅力を再発見できた」「子どものころと見方も変わった」といった感想のほか、「子どもへの接し方、配慮を理解できた」などの感想が寄せられ、人間科学科での学びと、子ども時代の体験の重要性を感じた様子でした。

プログラムの最後には、施設内の「中央広場」でチャペルが行われました。嶺重淑・宗教主事が祈祷、聖書のことばを説明し、「大学生としての一歩を力強く踏み出してください」とエールを送りました。会場に流れた校歌「空の翼」を聞いた学生は「初めて聞いた。こんなかっこいいなんて知らなかった」と驚く様子もありました。オンライン授業中心の春学期にはなかった「大学生らしい体験」「友だちづくり」のきっかけになったようでした。

◆【おかえり関学生】人間福祉学部で1年生プログラムを開催

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