2020.03.04.
陸上の多田修平さんに学長賞授与

五輪出場に向け意欲

村田治学長から盾と奨励金を受け取る多田修平さん

村田治学長から盾と奨励金を受け取る多田修平さん

 関西学院大学は、法学部を2019年3月に卒業し、陸上競技短距離で東京オリンピック出場を目指している多田修平選手(住友電工所属)に、学長賞を贈ることになり、2月26日、東京丸の内キャンパスで贈呈式を行いました。村田治学長が賞状代わりのクリスタルの盾と奨励金を贈りました。受け取った多田選手は「卒業してOBとなった現在も、関西学院大学から表彰していただけるのは非常にうれしいです。オリンピックに向け、しっかり励んでいきたいと思います」と話しています。

 多田さんは関西学院大学3年だった2017年5月、陸上のゴールデングランプリ川崎の100mで、10秒35で3着に入賞して注目され、6月の日本学生陸上競技個人選手権大会(神奈川・平塚)では100m準決勝で追い風参考ながら9秒94を記録。8月にロンドンで開かれた世界陸上競技選手権大会では4×100mリレーで日本代表チームの第1走を務め、チームは38秒04で銅メダルを獲得しました。100mの自己ベストは、同年9月の日本インカレ陸上(福井)で出した10秒07。卒業後は住友電工に入社し、陸上競技部で練習に励んでいます。

 学長賞は、教育、研究、スポーツ、文化、芸術、社会貢献等の分野において、本学学生を鼓舞する活躍をし、大学の名誉を高めることに特に顕著な功績を収めた同窓生に授与しようと創設されたもので、多田さんは、阪神の近本選手に次いで二人目となります。