2020.01.30.
商学部の蔦尾亮太さんが優秀賞 民間監査法人主催の次世代論文コンテスト

「データ活用が導く、関西ミュージアム構想」

蔦尾亮太さん

蔦尾亮太さん

 関西にゆかりのある若い世代を対象にした、有限責任あずさ監査法人主催の「第3回KPMG次世代論文コンテスト-関西の未来」で、商学部4年生、蔦尾亮太さんの論文「データ活用が導く、関西ミュージアム構想」が優秀賞に選ばれ、1月22日、大阪市内で表彰式がありました。

 募集テーマは「世界に選ばれる関西の未来のために」で、応募資格は関西地域に居住、通勤、通学経験のある17~25歳。蔦尾さんは「データ活用が導く、関西ミュージアム構想」と題した論文で応募。35点の中から優秀作品5点に選ばれ、大賞、理事長賞に次ぐ優秀賞となりました。 
 

 論文は、関西におけるインバウンド需要の傾向について分析したうえで、京都府美山町やスペインの事例をもとに観光資源としてのミュージアムの可能性を考察し、デジタル化技術を用いたデータの活用を通じた振興策とサポート体制の拡充を提言する内容。企画展偏重型のミュージアムではなく、地域の魅力的な観光資源とつなげる「地域一体型のミュージアム」が、「関西の未来を創る」とし、「ネットによる変化が激しい時代だからこそ、リアルでしか感じられない体験の価値を、ここ関西から、世界へと発信したい」と結んでいます。もともとアートへの興味があり、ミュージアムの在り方に関心を寄せていたという蔦尾さん。「入賞の結果に満足せず、データやアートを通じて、関西の未来に貢献していけるような人材になりたいと思います」と話している。地域の文化・インフラを支える企業に就職し、データを扱う仕事をする予定という。