2020.01.03.
アメリカンフットボール部が社会人王者相手に熱戦ー第73回ライスボウル

 関西学院大学アメリカンフットボール部ファイターズは、1月3日(金)、東京ドームで開かれた第73回ライスボウル(アメリカンフットボール選手権)に学生代表として出場し、社会人王者の富士通フロンティアーズと2大会連続で対戦。試合終了間際にタッチダウンを決めるなど、18年ぶりの日本一を目指し粘り強く戦いましたが、14‐38で敗れました。1塁側の関西学院大学スタンドは、応援に駆けつけた在学生や卒業生、ファンや関係者でいっぱいになり、試合終了まで大きな声援が送られていました。

 関西学院大学は富士通のスピードある攻撃を止めることができず、第1Q、第2Qともに2つのタッチダウンを許して28点を奪われる苦しい展開を強いられました。流れを変えたい関西学院大学は、第2Q、連続のQB(クオーターバック)サックでチャンスを掴むと、残り317秒にRB21三宅昴輝選手(経済学部3年生)が左から抜け出して独走。64ヤードを駆け抜けてタッチダウンを決め、287で前半を終えました。

 後半に巻き返しを狙いたい関西学院大学でしたが、富士通の強力なディフェンスを前になかなか流れを掴むことができず、フィールドゴールとタッチダウンで点差を広げられてしまいます。しかし、第4Q残り38秒、QB3奥野耕世選手(商学部3年生)からWR4鈴木海斗選手(人間福祉学部3年生)へのパスが成功し、この試合2度目のタッチダウン。さらに残り5秒でゴール前1ヤードまで迫りますが、相手ディフェンスを突破できず試合終了となりました。

2019年度の関西学院大学ファイターズのシーズンはこれで終了です。また、28年間ファイターズの指揮を執ってきた鳥内秀晃監督がこの試合を最後に退任します。4年生全員との面談を実施するなど、学生主体の指導で甲子園ボウル優勝12回、ライスボウル優勝1回と「強い」ファイターズを作り上げてきました。鳥内監督はファイターズを率いた28年間について試合後、「あっという間。毎年、学生たちからパワーをもらって自分も成長できたと思う。4年生にはお疲れ様と言いたいし、下級生には勝つために相当な覚悟をもって頑張ってほしい」とコメントしました。

関西学院大学 0-7-0-7=14

富士通    14‐14‐3‐7=38