2019.12.13.
阪神・近本選手に学長賞贈る 法学部の後輩らとトークセッションも

村田治学長からクリスタルの盾を受け取った近本光司選手

村田治学長からクリスタルの盾を受け取った近本光司選手

 関西学院大学は、法学部の出身で今年、プロ野球阪神タイガースに入団し、セリーグの新人記録を更新する159安打を放ち、36盗塁でセリーグの盗塁王に輝いた近本光司選手に、学長賞を贈ることになり、12月12日、授与式を西宮上ケ原キャンパスで行いました。村田治学長が賞状代わりのクリスタルの盾と奨励金を贈呈。受け取った近本選手は「私でいいのかと恐縮しています。今年は新人王と盗塁王を取りたいと言っていましたが、一つしか取れなかった。それを来年への励みとして精いっぱい頑張ります」と誓っていました。会場の中央講堂に詰めかけた学生や教職員ら約600人からは大きな激励の拍手が贈られていました。

トークセッションで質問に答える近本選手

トークセッションで質問に答える近本選手

 学長賞は、教育、研究、スポーツ、文化、芸術、社会貢献等の分野において、本学学生を鼓舞する活躍をし、大学の名誉を高めることに特に顕著な功績を収めた同窓生に授与しようと創設されたもので、近本選手がその第一号となります。

 授与式の後、近本選手は、法学部でゼミの担当だった関谷一彦教授や、法学部の後輩学生らとのトークセッションに出席。どのような勉強をしたか、法学部で興味深かった授業は何かといった学生時代の思い出をはじめ、印象に残る試合、食事など気をつけていることといったプロ野球選手としての心構えや現状などについての質問を受け、大学で単位を落としたことも含め、苦笑交じりに答えていました。

 トークセッションでも、また、その後に設けられた記者との応答でも、大学で学んで現在まで活かされていることとして、スクールモットーの「Mastery for Service」をあげ、「もっと勉強しておけばよかった」と振り返りつつ、「これから自らを鍛え、周りの人に喜んでもらえるような活躍をしたい」などと話していました。