社会学研究科

 
 
 

社会学研究科での学び

博士課程【前期課程】/博士課程【後期課程】

指導教員と副指導教員の「研究演習」を学びの中心にすえた上で、研究科全体で大学院生の論文執筆能力を高めることを目的とした「修士論文合同作成演習」、「博士論文合同作成演習」において、特定領域のみならず、広く人文・社会科学で高く評価される研究能力を学位論文の中で示すことを目標としています。
また、「理論講義」や「特殊講義/特殊研究」によって、独創的な問題意識の発見、社会調査関連科目によって、研究方法の練達を目指すとともに、将来の科目担当能力を身につけます。あわせて、「文献講読/文献研究」によって、英語をはじめとする外国語文献の正確な読解能力を身につけます。

 

 

カリキュラム

社会学研究科は、学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)にもとづいて、
「社会学/社会⼼理学/⽂化⼈類学・⺠俗学」の3分野による科⽬を展開しています。

 

「研究演習」(指導教員・副指導教員)

社会学、社会心理学、文化人類学・民俗学という専門性にもとづいた態度・関心、知識・思考を身につけるとともに、適切な研究テーマと課題を自ら設定し、論理的・実証的な分析を行い、オリジナルな仮説的結論を提示する能力と技能を身につけるための科目

 

理論講義

特定の領域・方法に偏ることなく社会学、社会心理学、文化人類学・民俗学における発想の基礎を幅広く習得し、柔軟な思考力を身につけるための科目

特殊講義/特殊研究

より専門的で、領域や方法に焦点をあてた知識や技能を身につけるための科目

社会調査関連科目

社会調査に関する知識・技能・分析方法を身につけるための科目

文献講読/文献研究

社会調査に関する知識・技能・分析方法を身につけるための科目

「修士論文作成合同演習A・B」

修士論文完成を研究科全体で支援するため、着実な文献渉猟に基づく先行研究の展望、データや分析結果の提示方法など学術論文執筆の基礎力を身につけるための科目

「博士論文作成合同演習A・B」

博士論文完成を研究科全体で支援するため、専門領域外の読み手・聞き手にも説得力ある議論を展開することを目標に、独創的な理論構築と緻密な方法論の提示など学術論文執筆の応用力を身につけるための科目

         
 
 
 

学位取得プロセス

社会学研究科における前期課程 修士学位/後期課程 博士学位の取得プロセスは次のとおりです。

 
 
 

「社会調査士」「専門社会調査士」とは?

一般社団法人社会調査協会 が認定している資格で、社会調査の知識や技術を用いて、世論や市場動向、社会事象などをとらえることのできる能力を有する「調査の専門家」のことです。社会学研究科の提供カリキュラムでは同時申請する場合、「社会調査士」「専門社会調査士」両方の資格が取得できます。

標準カリキュラムと社会学研究科カリキュラムとの対応表  
社会学研究科提供科目 標準カリキュラム
社会調査士 A 社会調査論 社会調査の基本的事項に関する科目
B

標本調査法

調査設計と実施方法に関する科目
C 社会統計学I(記述統計) 基本的な資料とデータの分析に関する科目
D 社会統計学Ⅱ(推測統計) 社会調査に必要な統計学に関する科目
E 社会統計学Ⅲ(多変量解析) 量的データ分析の方法に関する科目
F 社会調査特論D(エスノグラフィー) 質的な分析の方法に関する科目
専門社会調査士 H 調査企画演習 調査企画・設計に関する演習(実習)科目
I 調査統計演習 多変量解析に関する演習(実習)科目
J フィールドワーク演習 質的調査法に関する演習(実習)科目
社会調査特論C(聞き取り調査)

キャリアパス

【早期進学(社会学部を3年卒業)の条件】

  • ・本学大学院に入学を認められた者であること。
  • ・第3学年終了時に、研究演習及び卒業論文を除く、卒業に必要な単位を全て修得していること。
  • ・第3学年度終了時の平均点が80点以上必要であること。
  • ・課題論文審査の合格をもって、研究演習及び卒業論文の単位として認定する。(課題論文は卒業論文提出期間に社会学部事務室に提出)