風しんについて

[ 編集者:保健館       2018年9月26日   更新 ]

風しん患者数が増加しています!

風しんの患者数は、2013年の流行以降、年々減少していますが、2018年9月、首都圏を中心に風しん患者が増加しています。患者の多くは、30代から50代の男性が占めています。今後全国的に感染が拡大する可能性があり、注意が必要です。

風しんとは?

風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、流行は春先から初夏にかけて多くみられます。咳やくしゃみなどの飛沫により感染します(飛沫感染)。
潜伏期間は2~3週間(平均16~18日)で、主な症状として発疹、発熱、リンパ節の腫れが認められます。ウイルスに感染しても明らかな症状がでることがないまま免疫ができてしまう(不顕性感染)人が15~30%程度いるようです。一度かかると、大部分の人は生涯風しんにかかることはありません。
発疹のでる1週間まえから発疹がでたあと1週間くらいまで感染力があると考えられています。感染力は、麻しん(はしか)や水痘(水ぼうそう)ほどは強くありません。

風しんの症状は子供では比較的軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が発生することがあります。また、大人がかかると、発熱や発疹の期間が子供に比べて長く、関節痛がひどいことが多いとされています。1週間以上仕事を休まなければならない場合もあります。

さらに、風しんに対する免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、眼や心臓、耳等に障害をもつ(先天性風しん症候群)子どもが出生することがあります。

風しんを予防するには?

風しんの予防には、予防接種が最も有効です。
現在、定期予防接種(MRワクチン:麻しん風しん混合ワクチン)の対象者は、1歳児および小学校入学前1年間の幼児 となっています。大学1年~4年生は中学1年生相当時期にMRワクチンを接種されていることと思います。
※ 定期接種の対象者でない方でも、自費での接種が可能です。
事前に予約が必要となりますので、直接医療機関へお問い合わせください。
(保健館ではワクチン接種はできません)




 

風疹含有ワクチンの定期予防接種と年齢の関係

出典:国立感染症研究所



※ 平成2(1990)年4月2日以降に生まれた人は2回の予防接種を受ける機会がありましたが、それ以前に生まれた方は最大1回、昭和54(1979)年4月1日以前に生まれた男性においては1回も接種の機会がなく、十分な免疫を持っていない可能性があります。
風しんの罹患歴や予防接種歴が明らかでない場合は予防接種を検討してください。


★女性は妊娠前に、接種をご検討ください!
接種後2ヶ月は避妊が必要です。
必要な接種回数は、子どもの頃の接種を含め2回です。

★妊娠中の女性の家族は、接種をご検討ください!
妊婦は、風しんの予防接種を受けられません。
周りの人が感染予防しましょう。
 

国立感染症研究所「風しんQ&A」別タブリンク

罹患歴、予防接種歴が不明な方

風しんの免疫の有無は抗体検査で調べることができます。
抗体検査は、近隣の医療機関や保健館で受けることができます。

保健館で受ける場合は下記ご参照ください。

保健館(西宮上ケ原キャンパス):毎週 月~金曜日 12:30~14:30
(土日祝日、8/13~8/21、12/24~1/5は実施できません。)
予約は不要です

保健館分室(神戸三田キャンパス):保健館分室にお尋ねください。

保健館西宮聖和分室(西宮聖和キャンパス):保健館西宮聖和分室にお尋ねください。


補足:抗体検査を受け、十分高い抗体価があることが確認された場合には、予防接種を受ける必要がなくなります。しかし、抗体価が低い場合は予防接種が必要になります。
時間のない場合は、予防接種の前の抗体検査は必ずしも必要ありません。風しんの感染または過去の風しんの予防接種によってすでに免疫を持っている方が再度接種を受けても、特別な副反応がおこるなどの問題はありません。そのような方の場合、予防接種を行うことで風しんに対する免疫をさらに強化する効果が期待されることもあります。   
 

金額

金額:1,170円

注意事項

1.あらかじめ、母子手帳などで以下の2点を確認の上、お越しください(受付時にお伺いします)。

(1)風しんワクチンを接種したことがあるか。また、それはいつか。
(2)風しんにかかったことがあるか。

2.受付から採血終了まで、通常約10分~20分程度かかります。
混雑時はそれ以上かかりますので、時間に余裕を持ってお越しください。

3.実費で同時に
麻しん、水痘(みずぼうそう)、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の抗体検査が可能です。
ご希望の場合は受付でお申し出ください。

4.受付時に学生証の提示を必要としますのでご持参ください。

5.抗体検査の結果やワクチン接種記録は、
実習や留学、課外活動などで必要になる場合がありますので
保存しておくことをお勧めします。

6.結果の返却は、1週間程度かかります。

学校感染症について

風しんは、学校保健安全法の第2種 学校感染症に指定されており、
「発しんが消失するまで」は出席停止となります。
主治医の許可を得てから登校してください。

学校感染症については、こちらをご参照ください。

学校感染症について別タブリンク

関連リンク

厚生労働省「風しん専用サイト」別タブリンク

国立感染症研究所「風しん発生動向調査」別タブリンク