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浜田 百香さん(商学部3年生)

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活動参加回数:1回
参加した回:第11回(2018年11月)

熊本地震現地ボランティアに参加した理由・きっかけは?
友人が第9回の活動に参加していて、活動の話を聞いて私も行ってみたいと思ったのがきっかけでした。その友人は高校から仲がいい同級生なのですが、私が全然知らなかったボランティアに参加したことを聞いて、色んな所にアンテナを張って行動していることに刺激を受けました。
もう1つの参加理由は、私自身、ボランティアってなんだろうと考えたときに「これ」と明確に言える言葉がなかったので、自分の目で見て、足を運んで考えたいなと思ったからです。

どんな活動をしましたか?
住民の皆さんと簡単なダンス(*1)を踊ったり、『なんでも屋さん』としてお掃除を手伝ったり、水餃子を作って皆で食べたりしました。私はチアの経験があるのでダンスを提案しましたが、中国からの留学生の子が水餃子作りを提案したりと、参加した学生メンバーが個性を活かして「自分にしかできないこと」としてその人ならではの内容を考えて活動することができたと思います。

参加してみてどうでしたか?
ダンスについて、最初は「難しそう」と言われたのですが、やり始めると皆さんが自然な表情を出してくださって、その表情がきらきらしていて、すごく嬉しかったです。 また、一緒に行ったメンバーや先生方の中には何度も参加している人がいて、その人たちが仮設についた瞬間にハグをされるなど熱烈な歓迎を受けている様子を見て、仲の良さや絆の深さを感じました。会っている回数は少ないのに、こんなに絆が深いのは何回も活動をやってきたからこそだと思うし、その継続による関係性があったからこそ自分も繋がることができたのかと思うと積み重ねの大切さを感じました。

参加する前と後で変わったことはありますか?
参加する前は自分一人がこれに参加しても何も変わらないんじゃないかと思っていて、自信がない人間でした。でも実際参加してみて現地の人と関わったときに、「来てくれるだけで嬉しいんだよ」「隣にいるだけで、お話するだけで嬉しいんだよ」と言ってもらえて、こんな私でも誰かの心の支えになれたんだな、と思えたことがすごく自信になりましたし、私にもできることがあると思えるようになりました。 それから、私が参加した第11回の活動の時に小学生の女の子と仲良くなったんですが、第13回のときにもその女の子が来てくれたそうで、その時「ももかお姉ちゃんは今日いないの?」と言っていたということを聞きました。誰かの記憶に自分が残っているということが知れて、それも自信に繋がりました(*2)。

今に活きていることはありますか?
ボランティアへの関心が高まりました。日本のことだけじゃなく海外にも目を向けてみようという意識も芽生えたので、去年の夏休みにカンボジアの小学校建設ボランティアに参加しました。住んでいる地域や環境が全く違う知らない人たちと関わることの大切さに気付けた貴重な経験でしたが、熊本の活動でその魅力を知っていたからカンボジアの活動にも参加しようと思えたのだと思います(*3)。 それから、災害への意識も高まりました。私はおばあちゃんと二人で暮らしているのですが、熊本の経験の話をしたり、大きな地震が起きたときのために普段から備えるようになりました。おばあちゃんに熊本の話をすると「そんなこと知らなかった」「テレビで分からないことがあるね」と言ってくれて、うんうん、と頷きながら聞いてくれました。私だけでなく、おばあちゃんの災害に対しての意識も高まったと思います。実際に行った人にしか話せない言葉があるし、話すことで雰囲気が伝わるんだなと感じました。

ボランティアをする上で大切なことは何だと思いますか?
「相手の立場にたつこと」です。第11回の目標(*4)が『スマイルファクトリー はじける笑顔つくります!』だったので、どうやったら住民の方に笑顔になってもらえるのか、何をしたら楽しいと思ってもらえるのかを考えていました。ただ、相手を喜ばせなきゃと無理に思うのではなくて、自分の感覚に従って「~したい・してあげたい」という姿勢が大事だと思います(*5)。具体的な経験でいうと、窓掃除のお手伝いをした時に、言われていないけれど別の窓も掃除をすると喜んでもらえました。相手の立場に立つことができたからこそ気付いたことだったと思います。 もう1つ、「自分の言葉で伝える」ことも大切だと思います。経験してきたことは人それぞれだと思うので、それを踏まえて話すことでその人にしか伝えられない言葉として伝わっていくと思います。

学生だからこそできること、できたことは何だと思いますか?
発信力が強いことだと思います。大学生は学部や学年という繋がりだけでなく、サークルやアルバイトなど複数の所属があるので、活動の経験を話せる場所が多いです。沢山の人に話せるからこそ、興味をもってくれる人も絶対いると思います。実際私もサークルで熊本の話をしたら興味を持ってくれた人が2人いて、それぞれ第12回と16回の活動に参加してくれました。熊本の話がきっかけで仲良くなったりもして、繋がるきっかけになっていました。

最後に、メッセージをお願いします!
気になることがあったら、自分の目で見ることが大切だと思います。ちょっとでもボランティアに興味があると思った方にはぜひ参加してほしいです。きっかけは何でもいいと思うんです。私は「誰かのためになりたい」とか「ボランティアってなにかな」というきっかけから始まりました。参加しても何もできないし影響力もないんじゃないかという不安はありましたが、やってみたことで気付いたことが沢山ありました。どれだけ相手に寄り添えるかが大切で、その気持ちがあればできることがある、ということに参加したから気付くことができました。 それから、私はこの活動に参加したから出会えた仲間がいると思っています。今でも当時一緒に活動した同級生や卒業生とも連絡を取り合っていて、たまに会ったりしています。私にとってそんな仲間と出会えたことは人生の財産です。そんな風に人と繋がるきっかけにもなったので、もちろん「人の役に立つ」こともできるけど、それ以外の面でも得られるものが大きいのがボランティアだと思いますし、ボランティアの素敵なところだと思います。

参考

(*1)ダンス:浜田さんは映画「チア☆ダン」で有名になった福井商業高校のチアリーダー部『JETS』に所属していた経験もあり、仮設住宅の皆さんとのダンス体験会を企画しました。
(*2)第13回の活動に参加した友人が浜田さんに教えてくれたそうです。参加回を超えて繋がりができていることも熊本地震現地ボランティアの特徴です。
(*3)こぼれ話:「カンボジアの活動に実際参加してみて、心が温かい国だなと思ったし、“貧困”というイメージを持っていたけれど、関わってみたらそんなことも感じる瞬間もないくらい幸せそうに暮らしている姿を見て、関わってみないと分からないことがあると改めて感じました。」
(*4)目標:各回、活動の目標を参加メンバー全員で考えています。企画を考える際、この目標を達成するためにはどうすれば良いか?を意識して取り組みました。
(*5)こぼれ話:「“have to(~しなければいけない)”ではなく、“want to(~したい、してあげたい)”の姿勢が大事ということを『JETS』時代に学んだので、それがボランティアの場面でも繋がりました。」

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