災害支援(災害ボランティア)

災害ボランティアに参加するにあたり必要な情報や注意点、平常時にできること、関西学院大学が過去に行った災害支援活動などをまとめております。
お急ぎの方は、下記の災害ボランティアに関する情報をまとめたチラシと、日本財団学生ボランティアセンターがまとめた動画をご覧ください。

※新型コロナウイルス感染が懸念されている現在の状況下では、災害ボランティア活動を進めることで、感染拡大も心配されています。そのため、今後のボランティア活動については、県及び被災市町村の意向をふまえ、被災地域からボランティア募集に関する発信があるまでは、ボランティア活動を目的として被災地に向かわないでください。

【目次】
1.災害ボランティアと関西学院大学(これまでの活動・体験談)
2.被災地の状況・ボランティア情報を知るには
3.被災地でボランティアをする場合の注意点
4.自分にできることがないか聞いてみたい、相談したい
5.学生ボランティアを募集したい、連携して災害支援活動を行いたい
6.募金、寄付について
7.自分自身の備えについて
8.平常時にもできることはある?

災害ボランティアと関西学院大学(これまでの活動・体験談)

関西学院大学には、関東大震災(1923年)への支援活動をはじめ、長きにわたって災害支援活動に携わってきた歴史があります。ヒューマン・サービス支援室の前身となるヒューマンサービスセンター(HSC)は阪神・淡路大震災(1995年)を契機として、学生・教職員が組織しました。以来20年以上にわたり活動を続け、2016年にはヒューマン・サービス支援室が設立され、伝統を引き継いで活動を続けています。熊本地震現地ボランティアや西日本豪雨水害ボランティアバスの活動など主催プログラムを立ち上げ被災地での活動を行ってきたほか、他団体と連携して学生・教職員の皆さんが現地支援を行うための助言やマッチングを行っています。単に人手として現地に行くのではなく、被災された方ひとりひとりと丁寧に関わり、寄り添い、思いやりのある行動ができるように、ガイダンスや個別相談を通じて啓発しています。
これまでの活動について、詳しくは下記のページをご参照ください。

被災地の状況・ボランティア情報を知るには

災害発生時、被災地でのボランティア活動については、各自治体にある社会福祉協議会などが開設する「災害ボランティアセンター」がとりまとめを行っています。各自治体の動きについては、各自治体の社会福祉協議会あるいは全国社会福祉協議会のホームページ等で情報をご確認ください。

全社協 被災地支援・災害ボランティア情報 外部サイトへのリンク

被災地でボランティアをする場合の注意点

ボランティア活動への参加を考えている学生は以下の点に注意して活動を行ってください。

・被災地では、二次災害の危険があります。ボランティアへの参加を検討する場合は、心身ともに万全の状態で参加できるかどうかを慎重に判断し、自身の安全確保を最優先に考えてください。
・新型コロナウィルス感染が広がっています。自分が感染する以外にも知らずに他人に感染させてしまうリスクもあります。活動に参加する場合、感染対策をしっかりと行ってください。
・災害ボランティアに参加する前に、注意すべきことや準備したほうが良いものなどを確認してください。
・各地の被災状況やボランティアの募集状況は日々変化していきます。参加する際には、必ず、最新の情報を調べてから参加するようにしましょう。 対面で実施するボランティアに参加する場合の要チェックポイント PDFファイル

ボラガイド:ボランティアの心得えwithコロナ編(日本財団学生ボランティアセンター) PDFファイル

(参考)災害ボラの予備知識:NPO法人レスキューストックヤード 外部サイトへのリンク

・活動に参加する場合は、全国各市町村の社会福祉協議会で入れる「ボランティア活動保険(天災タイプ)」や兵庫県内の社会福祉協議会の「兵庫県ボランティア・市民活動災害共済」に必ず入るようにしてください。
※災害時には特例でインターネットによるボランティア活動保険加入サイトが開設される場合があります。
詳しくは 「全社協 被災地支援・災害ボランティア情報」 をご覧ください。

ボランティア活動保険について 外部サイトへのリンク

ボランティア・市民活動災害共済 外部サイトへのリンク

自分にできることがないか聞いてみたい、相談したい

ヒューマン・サービス支援室では災害支援活動について情報収集を行っています。現地での活動や募金活動について、個人もしくは団体での活動について、活動時の持ち物や注意事項など、何でもご相談ください。
開室日時や連絡先は下記をご参照ください。学生・教職員の皆さまからのご連絡をお待ちしております。また、ヒューマン・サービス支援室にて災害ボランティアや支援活動、防災に関して参考となる書籍の貸し出しを行っています。下記に支援室で貸し出している書籍の一覧を載せています。




ヒューマン・サービス支援室の本棚(ブクログ) 外部サイトへのリンク

学生ボランティアを募集したい、連携して災害支援活動を行いたい

ボランティアバスなど現地での支援活動に学生ボランティアに参加して欲しい場合や、関西圏での募金活動で学生ボランティアを募集したい場合など、要望などがあればまずはヒューマン・サービス支援室までご相談ください。学内外問いませんので、情報をご提供いただければ幸いです。また、教職員の皆さまが授業などで災害ボランティアに関するお話をされる際、支援室教職員から情報提供やアナウンスをさせていただくことも可能ですので、ご連絡ください。

学生・教職員のボランティアを募集するには 関連ページへのリンク

募金、寄付について

現地でのボランティア活動以外にも、募金活動をしたり、自分自身が募金・寄付をするという形で被災地を支援することができます。また、寄付には≪義援金≫と≪支援金≫の2種類があります。

募金活動:災害支援をしているNPO法人や各種機関を通じて活動参加者を募る場合があります。但し、中には被災地への募金を名乗った悪質な詐欺の場合もありますので、活動参加前に信憑性を十分に確認しましょう。(気になる場合は支援室までご相談ください)
※学生による関西学院大学構内での募金活動は基本的に認められていないので注意してください。

≪義援金≫
ルールに基づき、被災者一人ひとりに「公平・平等」に分配される。日本赤十字社や中央共同募金会等を通じて集められることが多い。

≪支援金≫
被災地で活動するNPOやNGOに対して活動資金として提出され、被災者の個々の状況に応じた支援活動に充てられる。

自分自身の備えについて

また、近年様々な自然災害が多く発生しています。まずは自分自身の安全を確保することで、いざというときにボランティアとして活動することが叶います。家族と災害が起こった時の話をしてみたり、防災バッグの準備や確認など自分自身の災害への備えを見直す機会にしてみてください。

ハザードマップポータルサイト~身の回りの災害のリスクを調べる~ 外部サイトへのリンク

平常時にもできることはある?

災害発生時の応急支援以外にも、できることはあります。
・災害ボランティア講座などを受講し、災害時に備えて知識やスキルを得て自分にできることを考える(ヒューマン・サービス支援室でも不定期に講座を開催しています)
・災害支援に纏わるイベントに参加し、被災者や支援者から話を聞く
・身近な人に話す、SNSを利用する等して、被災地の現況や自らの体験を発信する(風化させない)
他にも、避難所運営ゲーム(HUG)などを用いてゲーム形式で防災を学ぶ取り組みや、高齢者・障害のある方などの「避難行動要支援者」の方々と共に避難する具体的な方法の検討など、学生・教職員が関わることでできることは沢山あります。
ヒューマン・サービス支援室では随時具体的な活動やイベントの情報を収集しているので、「自分にもできることがあるかな?」と思ったときは、お気軽にご相談ください。