2019.11.18.
第15回熊本地震現地ボランティア活動を実施

ヒューマン・サービス支援室では、学生たちの「被災地のために何かしたい」という声に応え、東日本大震災での経験を生かして、2016年7月より熊本県益城町にてボランティア活動を行っています。今回、15回目となるボランティア活動を行いました。参加した学生は16名。今回も活動内容を参加学生が企画し、現地で実施しました。

馬水東道仮設団地

活動1日目:【集会所】サツマイモプリン作り、ラグビーゲーム&茶話会、子ども遊び、料理お手伝い
活動2日目:【戸別訪問/集会所】エコカイロ作り、茶話会、子ども遊び、料理お手伝い
1日目の午前はサツマイモプリン作りをしながら住民の方とお話ができました。子供たちはプリンを入れるビンにかわいいイラストを描いていました。午後は「ラグビーゲーム」と称して、円になってラグビーボールを順番に回していき、音楽が止まったときにボールを持っていた人がお題に沿ってトークをするというゲームをしました。みんなで輪になってゲームをすることで、『One Team』として一体感がある空気になりました!
2日目は戸別訪問を通じて、各ご家庭をまわってエコカイロやクリスマスリースをプレゼントしました。エコカイロは小豆をお茶パックに詰めて電子レンジでチンするとできる、お手軽カイロです。犬や猫の絵柄のハンカチにくるんで、一人ひとりオリジナルのカイロを作ることが出来ました。

木山仮設団地

活動:【午前:集会所、午後:戸別訪問】茶話会、窓掃除等お手伝い
午前中は北集会所で茶話会をしました。折り紙などを通じて交流し、これまでもお会いしてきた方と再会する場になりました。午後は各ご家庭に訪問して、窓掃除などお手伝いをしました。年末ということもありお掃除のお手伝いのニーズが沢山あり、14軒のお宅に訪問させていただきました。集会所にはなかなか来られない方や、障がいを持つ方など様々な住民さんとお話することができました。

安永仮設団地

活動:【集会所、空港保育園】クリスマスツリー(リース)作り、フラッグ作り、茶話会
午前中はいつもお世話になっている住民の方とゆっくりお話することができました。色々な支援団体が仮設住宅に来てくれるけれど、「英会話体験」等はあまり住民が関心を示すものではないので対応が難しいなど、支援についての率直な感想を聞くことが出来ました。また、近隣に「空港保育園」があることに気付いた学生が「ここでも活動してみたい!」ということで、急遽アポをとらせていただき、保育園でクリスマス飾り作りの活動ができました。園児にも少し早めのクリスマスを楽しんでもらえました。午後は住民の方々とお話をしながら、フラッグ作りをしました。色とりどり、カラフルなフラッグを集会所に飾ることが出来ました。

阿蘇大橋 崩落現場の見学

毎回の活動で阿蘇大橋の崩落現場を見学していますが、今回はいつも宿泊でお世話になっている阿蘇ホテルの方に地震の様子やその影響、地形のことなども含めてレクチャーをしていただきました。実は数万年前に大きな地震が起きていることや、今後も地震のリスクがあることなどを聞き、学生たちにとってどのように防災・減災ができるかを考えるきっかけになった様子でした。

振り返り

この活動では、毎晩活動後に振り返りを行っています。今回も戸別訪問や集会所での個別対応で一人ひとりが住民から聞いた話を、他のメンバーにも共有する時間を持ちました。同じ話を聞いてもそこから感じたこと、考えたことの違いを知り、他のメンバーの考えから新たな学びを得ている様子でした。

今回もご協力してくださった益城町、関係各所の皆様、本当にありがとうございました。

詳細

〇実施日時
2019年11月15日(金)夕方~18日(月)朝

〇参加人数
学生16名/教職員3名
1年生:6名 2年生:5名 3年生:2名 4年生:3名

〇活動場所
熊本県益城町(木山仮設団地 馬水東道仮設団地 安永仮設団地)