第4回熊本地震現地ボランティア活動

[ 編集者:ボランティア活動支援センター       2017年8月8日   更新  ]

ヒューマン・サービス支援室では、学生たちの「被災地のために何かしたい」という声に応え、東日本大震災での経験を生かして、第4回目となる現地でのボランティア活動を行いました。
参加した学生は23名。そのうち、これまでの現地ボランティアに参加した学生は4名、今年度全4回の活動に参加した学生が1名いました。 今回から「学生企画」を実施。活動内容を参加学生自身が企画し、現地で実施する取り組みを始めました。現地での活動に向けて事前に打ち合わせを重ね、参加学生同士が交流し、事前に現地についてリサーチし、現地での活動を想像しながら活動を企画しました。企画グループは4つで、それぞれのグループが仮設での活動のリーダーとなり、協力しながら実施しました。

木山仮設団地

活動1日目:子ども遊び

木山仮設団地には、幼児から小学生くらいまでの子どもが多いため、学生らは子ども遊びを企画し集会所で実施しました。 活動が始まる前から、仮設団地に住む子どもたちが集会所に続々と集まり、たくさんの子供たちが遊びに来てくれました。学生は、自分で液やポイ(輪っか)をつくってあそぶシャボン玉や、ボールを用意し、子どもたち各々がしたい遊びに合わせて一緒に遊びました。

活動2日目:炊き出し(カレーライス)、手芸(折り紙)、子どもあそびなど

2日目は、住民の方々と一緒に大鍋でカレーライスをつくり、住民の方々へ提供したり、一緒に食べたりしました。150食分のカレーライスは1つ1つの材料がとても多く、学生は住民の方々から野菜の切り方やカレーライスがおいしくなるコツを教えていただきながらつくっていきました。提供の時間になると、多くの住民が出てきてくださり、150食分はあっという間になくなりました。おいしそうに食べている住民の姿を見て、学生はとても嬉しそうにしていました。

食後は折り紙で八角箱づくりをしました。こちらは女性に大人気で、多くの住民と机を囲み、みんなで箱作りをしました。

馬水東道仮設団地

活動1日目:炊き出し(だご汁、餃子)、子ども遊び、ハンドアロマなど

今回初めて活動させていただいた馬水東道仮設では、熊本県の郷土料理であるだご汁と、みんなで一緒に具材を包んでつくる餃子を住民の方々と作りました。現地のお母さん方に教えていただきながらつくっただご汁はとてもおいしく、中には3杯もおかわりする学生もいました。餃子はキムチや納豆など変わり種も用意し、みんなでを包んで焼き、一緒に食べました。 初めて活動させていただきましたが、子どもたちもたくさん出てきてくれ、活動はとても盛り上がりました。

活動2日目:仮設団地清掃、住民との交流

2日目は、仮設団地周辺の清掃や周辺に生えている草抜きなどを行いました。お昼は住民の方々とたこ焼きなどをつくり話しながらみんなで食べました。 大きな活動ではなかったですが、この活動を通じて住民の方ととても親しくなりました。

安永仮設団地

活動:カラオケ大会、ビンゴゲームなど

安永仮設団地も今回初めて参加させていただきました。「カラオケがしたい」という住民の方々の声を聴き、学生は高齢者の方々が歌いたい歌はなにかを一生懸命考えながら企画しました。当日はカラオケをすると聞いた住民の方々がたくさん出てきてくださいました。子どもも集会所に集まり、一緒に歌うなど、終始盛り上がりを見せていました。 活動の最後には自治会長さんから感謝状もいただきました。

益城町社会福祉協議会・まち歩き

活動3日目

活動3日目は益城町社会福祉協議会に訪問し、國元事務局長と緒方事務局次長より、社会福祉協議会について、熊本地震発生当時について、熊本地震が発生してから現在までについて、熊本地震の被害状況や現状についてなどのテーマでお話いただきました。話の最後には、國元事務局長から「あなたたちが益城町に来てくれるだけでいい。それだけで嬉しい。」と話してくださり、学生たちが活動の中で感じた「私たちの活動はどんな意味があるのか」「本当に住民の方々の力になれているんだろうか」という葛藤を和らげてくださいました。学生らからは「活動の中ではわからなかったことがたくさんわかり、話を伺えて本当に良かった」という声がたくさんあがりました。

益城町社会福祉協議会を離れたあと、益城町内で被害の大きい場所を歩いて見てまわりました。1年近く経ってもなお、倒壊した家屋が並んでいたり、まさに解体中の家屋を見ながら、学生たちは被害の大きさを肌で感じていました。一緒に活動した住民の方に説明していただきながらまちを歩き、震災前の暮らしや現在抱えている課題などを知ることができました。

まち歩き後は、「まち歩きで気になったことと、その理由」「帰ってから関学生に自分たちの経験をなんと伝えるか」の2点を住民の方々に対して発表しました。 学生の発表を聞いた住民の方からは「熊本の現状を多くの人に伝えようとしなくていい。まずは帰ってから1番身近な人に伝えることから始めてみてください。」というコメントをいただきました。学生たちは身近な人に自分の言葉で伝える取り組みとして、報告会に加えて座談会を企画し、4月に実施する予定です。

今回もご協力してくださった益城町の皆様、関係各所の皆様、本当にありがとうございました。

詳細

○実施日時
2017年2月24日(金)夕方~28日(火)朝

○参加人数
学生23名/教職員2名
1回生:7名 2回生:7名 3回生:5名 4回生:4名

○活動場所
熊本県益城町
木山仮設団地 馬水東道仮設団地 安永仮設団地

○活動内容
木山仮設団地
・子ども遊び(シャボン玉・ボール・バルーンアートなど)
・炊き出し(カレーライス)
・手芸(折り紙)

馬水東道仮設団地
・炊き出し(だご汁、餃子)
・子ども遊び
・ハンドアロマ
・仮設団地の清掃

安永仮設団地
・カラオケ大会、ビンゴゲーム

益城町社会福祉協議会
・被害状況や現況について学ぶ
・まち歩き