2018.06.11.
第9回熊本地震現地ボランティア活動を実施

ヒューマン・サービス支援室では、学生たちの「被災地のために何かしたい」という声に応え、東日本大震災での経験を生かして、9回目となる現地でのボランティア活動を行いました。参加した学生は21名。活動内容を参加学生が企画し、現地で実施しました。
 

馬水東道仮設団地

活動1日目:アクティビティゲーム(クイズ、マシュマロチャレンジなど)、模造紙アート
活動2日目:何でも屋さん、茶話会

1日目は関学クイズやマシュマロ・チャレンジなど、いくつかゲームを実施しました。住民の方から「関学のマークはなんで三日月なの?」など逆に質問をしていただくなど、和やかで楽しい時間をすごしました。
2日目は「何でも屋さん」として、個別にお宅を訪問して草抜きやエアコンの掃除など、様々なお手伝いをしました。午後からの茶話会では、住民の方からお漬物やシフォンケーキなど、たくさんの差し入れをいただいて皆さんとお話しながら美味しくいただきました。
 

木山仮設団地

活動:子ども遊び&茶話会、ぺたぺた手形アート
茶話会では住民の方と折り紙を折りながら、交流をしました。「この折り方は以前来た関学生に教えてもらったよ」という声もあり、活動を継続していることの意義を感じました。
子どもたちとはトランプやボール遊びを通じてたくさん話をすることができました。午後からは、子どもたちと一緒に手形をぺたぺたとつけていくことでくまモンとみやたん(西宮市のマスコットキャラクター)が手をつないだイラストが完成しました!

安永仮設団地

活動:たこやき作り、ドーナツ作り
関西名物のたこ焼き作りを行いました。学生たちはフェリーや自宅で予習してきた「美味しいたこ焼きの作り方」を思い出しながら、約200個のたこ焼きを作りました。美味しいたこ焼きを食べながら、たくさんお話をさせていただきました。
午後からのドーナツ作りでは、お菓子作りが得意な住民の方から焼き方をレクチャーしていただきました。活動後の振り返りでは「一緒に」作業をしながらお話できたことが印象的だったという声もありました。

振り返り

この活動では、現地での活動を通して学生自身が学びを得ることも大事にしています。そのために、活動日は毎晩振り返りを行っています。今回も活動の中で印象に残っていることや自分たちの活動の改善点などを班ごとに共有しました。「私たちを歓迎してくれた住民の方への感謝を忘れない」「ボランティアの意義を考えるきっかけになった」など、それぞれが感じたことを言葉にしていました。

参加者の声

この活動に参加する前と今とで「ボランティア」に対するイメージががらっと変わりました。ボランティアって素敵なことだなと思います。この経験を友達とか家族に伝えたいし、また機会があれば新たな人や今回出会った人たちに会いに行こうと思います。本当に今回の活動に参加できて良かったです。(商学部・3年生)

正直そんな(大きな)地震が同じ日本という国で起こっているということが信じられなかったけど、今日自分の目で見てみて、地震の爪痕は残っていることと継続的な支援が必要であることを実感しました。この熊本の自然を見たり、仮設住宅で出会った人々の笑顔を見たら、このボランティアをここで終わらせてはいけないなと強く思いました。(総合政策学部・1年生)


今回もご協力してくださった益城町の皆さま、関係各所の皆様、本当にありがとうございました。

詳細

〇実施日時
2018年6月8日(金)夕方~11日(月)昼

〇参加人数
学生21名/教職員4名
1年生:5名 2年生:5名 3年生:10名 M2:1名

〇活動場所
熊本県益城町(木山仮設団地 馬水東道仮設団地 安永仮設団地)