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植田 隆誠さん(総合政策学部2年生)

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活動参加回数:2回
参加した回:第14回(2019年8月)、第16回(2020年2月※現地活動は中止)

熊本地震現地ボランティアに参加した理由・きっかけは?
高校生の頃、熊本地震の数週間後に熊本県を通る機会があったのですが、割れてボコボコになった高速道路やブルーシートが被せられた家の光景を見て衝撃を受けました。
大学生になり、自分も少しでも現地の方の力になりたいと思い参加しました。

どんな活動をしましたか?
第15回では、戸別訪問で窓・網戸の掃除をしたり、肩たたきや将棋などを行いました。第16回は現地での活動が中止になってしまった(*1)ので、皆で住民の方々へメッセージを書いて送りました。準備していたコーヒー作りや自転車の整備等を熊本では行えませんでしたが、その分気持ちを込めてメッセージを考えました。

参加してみてどうでしたか?
活動が楽しかったと思う反面、災害の厳しさを知る機会も多くありました。活動中、私はとても明るくて元気な小学生に出会ったのですが、その子のお父さんに聞いた話がとても印象的で忘れられません。その方によると、地震のことをその小学生はほとんど覚えていないということでした。地震のことは子どもにとって衝撃が大きすぎる出来事で、動揺しすぎてその時の記憶がほとんど無いのだそうです。今でもこの話を思い出すと胸が痛くなります。
直接現地を訪れることの大切さや自らの思い込みの怖さを知ったと同時に、地震の恐ろしさを改めて感じました。自分のこれまでの考え方が大きく変わったこともあり、熊本地震現地ボランティアに参加した意味があったと強く感じています。

参加する前と後で変わったことはありますか?
たくさんの人との繋がりが出来ました。ボランティア活動を通じて出会った他学部、他大学の学生や職員の方々と今でも関わりを持つことが出来ており、情報共有をしたり講習会へ参加させて頂いたりしています。多くの知識や考え方を聞くことができ、それが自分への良い刺激となっています。
また、災害が自分に関係のあることだと捉えるようになりました。インターネットで被災地の状況やボランティアの受け入れ情報等をチェックしたり、自分の周りで地震が起きた時のことをイメージして行動することが出来るようになりました。

今に活きていることはありますか?
私がボランティア活動に参加するのは第15回の熊本の活動が初めてでしたが、自分にも出来ることがあるということに気づかされました。この気づきは、その後の第16回や他の活動の参加への意欲にも繋がったと感じています。小さな事でも継続的にボランティア活動に参加することが大切だと思い、今は2019年台風19号の被害で汚れてしまった写真の洗浄ボランティア(*2)も行っています。

ボランティアをする上で大切なことは何だと思いますか?
コミュニケーションを積極的にとる事が大切だと思っています。現地の方々との交流ももちろん大切なのですが、それと同じくらい大切なことが一緒にボランティアをしているメンバー同士での情報共有や意見交換だと感じます。より現地の方々に喜んでいただける活動にする為には欠かせないことですし、自分たちが後で得られる達成感も変わるのではないかと思っています。


学生だからできること、できたことは何だと思いますか?
まずこの熊本地震現地ボランティアに参加できたこと自体、関西学院の学生だから出来たことです。参加して得ることができた新たな出会いや学びを通じて、自分の時間をこの活動に費やして本当に良かったなと感じています。
また、学生は住民の方々に元気を届けることが出来ると感じました。企画(*3)を成功させるために一生懸命な私達でしたが、住民の方々と関わっていくうちに求められていることはそこではないのだと気づきました。もし企画が上手くいかなくても、住民の方々に喜んで頂き元気を届けることが出来れば、それはそれで成功と言えるのではないかと思いました。失敗を恐れず、元気に活動することが私達学生に出来ることだと思っています。


最後に、メッセージをお願いします!
なんでボランティアなんか行くの?と聞く人がたくさんいます。実際、私もこのボランティアに参加するまではそう思っていました。災害なんて自分には関係のないことだと思っていたのだと思います。しかし、私が実際ボランティアに参加してみると「まさか自分が被災するなんて」という言葉を何度も耳にしました。その時、誰にでも被災する可能性はあるのだと実感しました。いつ自分達が被災するかはわかりませんが、その認識を持って備えをすることは自分や自分の周りの人を守ることにも繋がります。まだ参加したことのない人には一度現地(災害現場)でボランティア活動をしてみてほしいです。きっと新しい気づき、考え方を得られると思います。

参考

(*1)第16回は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となりましたが、代わりに現地の方々へのプレゼント製作を実施しました。
(*2)写真の洗浄ボランティア:ヒューマン・サービス支援室が連携している、認定NPO法人日本災害救援ボランティアネットワーク主催の台風19号被災地長野県支援ボランティアに植田さんが参加しました。植田さんの「現地で汚損した写真を洗浄したい」という思いから、主に神戸三田キャンパスの支援室へ有志の学生が集まり、写真洗浄を実施しました。
(*3)企画:各回、活動約1か月前から合計3回程度の事前打合せを行い、現地でどんな活動をするか参加する学生自身が考えて準備・実施しました。

第15回熊本地震現地ボランティア活動を実施 News お知らせリンク

第16回熊本地震現地ボランティア活動を実施 News お知らせリンク

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