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今村 康佑さん(国際学部3年生)

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活動参加回数:1回
参加した回:第12回(2019年2月)

熊本地震現地ボランティアに参加した理由・きっかけは?
大学生になって自分がやりたいこととして、留学や勉強などたくさん思い浮かぶことがあったのですが、その中の一つにボランティアがありました。高校生の時は部活で忙しくてボランティアができなかったので、大学ではやるぞ、と心に決めていました。そんな時にボランティアweek(*1)の図書館展示で熊本地震現地ボランティアのことを知り、参加を決めました。
2018年のボランティアweekは食堂が真っ黄色になっていたこともあり、インパクトが大きかったですね(笑)。

どんな活動をしましたか?
僕は子どもが好きなので、現地でたくさんの子どもたちと遊んだことが印象に残っています。元気な男の子たちと外で暴れまわっていたという感覚です(笑)。元気いっぱいの子どもたちが遠慮なく全力で遊ぶためには、僕たちも一緒に全力で遊ぶことが大事だと思うし、それが僕たちだからこそできることなのかなと思いました。

参加してみてどうでしたか?
企画(*2)をする中で、誰でも参加できるような気軽さや、男性の方も女性の方も、ご年配の方もそうでない方も、みんなが楽しめることをやるのが大事だと思いました。具体的にはハーバリウム作りや貝殻でひな人形づくりなどをしたのですが、好評で、形に残るものでもあるし、色々お話もしながらできたので良い企画になったと思います。
ただ、やってみて、子どもたちも同じように一緒にやることは難しいと気付きました。子どもたちとは単純に一緒に遊んで、大人の方とは企画を通じてお話するのが良いかなぁと。

参加する前と後で変わったことはありますか?
子どもたちと接してみた感想として、被災を経験していない子どもたちと大きく変わることがあるわけではないし、被災経験があるから特別な存在というわけではないと思うようになりました。
あとは、僕自身が直接被災を経験したことがなかったので、参加前は自分の家がなくなって大変なんじゃないかとかネガティブな部分のイメージしかなかったのですが、行ってみて現地の方と話してみると「最近手芸にはまってるんだよ」とか、子どもたちは普通に遊んでいたりとか、日常を大切に生きていることが伝わってきました。こういう気付きがたくさんあったので、ボランティアを通じて何かを「与える」というよりは「与えられて帰ってきた」という印象があります。

今に活きていることはありますか?
参加してみないとわからない世界があると思いました。留学もボランティアも大学に入って初めて経験しましたが、ニュースやネットの情報だけを見てそれだけで判断せず、自分の経験を踏まえて考えられるという意味で視野が広がりました。
住民の方と話すうちに、震災があったから不幸だというわけではなくて、日常を大切にして幸せに生きようという様子が伝わってきたりとか、仮設住宅の様子が知れたのもそうですし、あとは仮設団地にスーパー(*3)があることにもびっくりしました。
やっぱり直接「見た」「聞いた」ということが印象深くなる理由なんだと思います。

ボランティアをするうえで大切なことは何だと思いますか?
3つプロセスが大事だと思います。
➀行動する、アクションすること:きっかけは何でも良いけど、行動しないと何も始まらないので「面白そうだな」と思ったらとにかくやってみることが始まりだと思います。
②共感する:僕たちが学生としてこんなことをやっていますよということを伝えることで共感してもらえるし、逆に住民の方々がどう暮らしているか、どう思っているかを感じ取るのも共感だと思います。
③発信する:やったことを自分たちだけの経験にするんじゃなくて、多くの人に伝えることで、他の人にとって➀の「行動する」につながるきっかけが作れます。こうしてインタビューに答えさせてもらうのもそうだし、生協祭の出展(*4)など、僕たちにできる形で伝えていくことが大事だなと。

学生だからこそできること、できたことは何だと思いますか?
発信力があることだと思います。被災した地域がいまどういう現状か、どんなことが求められているか、それを多くの人に知ってもらうための発信が学生の得意分野ではないでしょうか。
特に被災した地域に住む方がご高齢の方が多い場合は、自分たちで発信することがどうしても難しいと思うので、若者である学生が行って現状を伝えていくことが大事だと思います。
発信源が利害関係等が特にない学生であることで、感じたことや体験したことの話などが伝わりやすかったり、親しみやすさや共感をうみやすい等良いこともあると思います。
僕の考えでは、活動に行っただけだと何もできていなくて、行った後に何をするかがボランティアとして大事だと思っているので、特にこの「発信」という部分は僕自身が大事にしていることでもあります。

最後に、メッセージをお願いします!
行動しないと意味がないと思うので、何より行動を大事にしてほしいです。
共感や発信をしていても行動ができていないと知れないことや伝わらないこともあるので、やっぱり行動やなぁと思います。
その行動があったうえで、戦争とかとも同じで「新しい語り手」がうまれないとその教訓は止まってしまうと思うので、どんどん語り継いでいくことが大事だと思います。
今はコロナ禍で行動するといってもどうしようか悩む人もいるかもしれませんが、オンライン環境の中でも情報をインプットするツールはあるし、面白そうなオンラインイベントの案内があったらとりあえず参加してみるとか、関心があるものを目にしたら参加するというのをまずは一つやってみるとその先が広がると思います。
参加しないといけない理由もないんですが、参加しない理由もないと思うので、それだったら参加したほうがお得だと思います!

参考

(*1)ボランティアweek:毎年12月に開催している、「ボランティア」について多くの人に広めたり考えを深めたりするイベントです。2018年は「関学をジャック!!!」と題して食堂などキャンパス内のいたるところに「ボランティアって何?」と書かれた黄色いポスターを貼りました。
(*2)企画:各回、活動約1か月前から合計3回程度の事前打合せを行い、現地でどんな活動をするか参加する学生自身が考えて準備・実施しました。
(*3)仮設団地にあるスーパー:テクノ仮設団地内に「イオン」が仮設スーパーを開店していました。木山仮設団地への仮設集約により、2020年6月6日に閉店しました。仮設に住む多くの人々の暮らしを支える取り組みだと注目されていました。
(*4)生協祭の出展:熊本地震現地ボランティアに参加した学生有志のメンバーでチャリティーイベントとして「レモネード大作戦」「うまイモん甘酒」等の企画で出店しました。

ボランティアweek2018実施報告 News お知らせリンク

第12回熊本地震現地ボランティア活動 News お知らせリンク

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