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光枝 玄さん(経済学部卒業生)

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活動参加回数:1回
参加した回:第6回(2017年9月)

熊本地震現地ボランティアに参加した理由・きっかけは?
大学3年生のときにテレビの中継で熊本地震の様子を見て、自分にもできることはないかなと気になっていました。大学4年生になったときにこのボランティアのことを知り、ちょうど日程があうタイミングだったので、実際に現場がどうなっているのか見てみないとわからないよなという思いもあり参加しました。

どんな活動をしましたか?
老若男女問わず楽しめる企画(*1)を考えたいと思い、カラオケ大会をしました。皆さん期待していた以上に笑顔で参加してくださったので、カラオケにしてよかったなと思いました。
もう一つは、現地で形のあるものを残すことで思い出にしていただきたいと思い、くまモンの貼り絵を作りました。関学と熊本がつながるツールの一つになったんじゃないかと思います。

参加してみてどうでしたか?
阿蘇大橋が崩落した現場を見たときは衝撃的でした。自然ってこわいなと実感しましたし、自分が普段見ている何気ない景色は当たり前じゃないんだと思うようになりました。
現地の住民の方と接してみて、小さい子どもたちが外で遊びたいんだなという感じが伝わってきたり、仮設の中で不安を抱えていることなどが言葉や暮らしの様子から見えてきました。僕は東日本大震災の被災地にヒューマンサービスセンター(*2)の活動で行ったことがあるのですが、神社の倒壊であったり、海や山など自然の猛威により被害がでていることなど、東北の風景と重なるところもあると感じました。
最近はニュースで熊本が復旧・復興していっていることを聞いたので、また現地へ行ってみたいな、温泉にも入りに行きたいなと思っています。

参加する前と後で変わったことはありますか?
熊本の地名をニュースで見たりしたとき、身近に感じるようになりました。また、僕は旅行が好きなので色んな地域に行くこと自体はあるのですが、旅行とボランティアの違いも知ることができました。旅行だとあまり人とじっくり関わる機会がないのですが、ボランティアで行ったら人と接するのが中心になるなぁと。
あと、東日本大震災の被災地である気仙沼との共通点を感じたり、今後の熊本がどう変わっていくのかを意識するようになりました。気仙沼には何度も足を運んでいるのですが、少しずつ街の様子が変わってきて活性化している部分もあるので、熊本もそうなっていくのかな、自分の目で見たいなと考えています。

今に活きていることはありますか?
現地に足を運んで自分の感じたことは言葉にすることを大事にしよう、と改めて思えたことです。旅に行くたびに日記を書いたり風景の写真を撮影するようにしています。熊本に行ったときは日記を始める前ではありましたが、自然が多いことやその美しさを記録に残しつつ、震災という形で人におそいかかることもあり、自然に敬意を払って日々を過ごすことが大事だというような感覚を持っています。

ボランティアをする上で大切なことは何だと思いますか?
一番印象に残っているのは、高校1年生の時、東日本大震災の支援活動で南三陸に行ったときに聞いた「ボランティアはしにいくのではなく、させていただくもの」という言葉です。僕たちはボランティアとして特別な感覚で行ったとしても、現地の方は普段の生活をしている中なので、あまり特別なことをするのではなく自然体で関わることが大事なんだと思います。「してあげる」だと上から目線で違和感もあるので、「させていただく」くらいの感覚を持っていた方が自然に関われるんだと思います。

学生だからこそできること、できたことは何だと思いますか?
社会人になってみて思うこととして、色々と物事を見たり行動する質は上がったと思うのですが、学生時代のほうが時間はあったと感じます。本を読むとかでも良いし、何でも良いので、まわりに流されず自分がやりたいと思うことがあればそれをやったらできることも増えるのかなと思います。僕自身、地域にまつわる本を読んだり、ゼミで地域活性化について学んだことが結果として今につながっていたりします。他にも、積極的に行動できることや自分の意見をじっくり整理できることもそのうちの一つだと感じています。

最後に、メッセージをお願いします!
参加する前は「自分が参加しても良いのかな?」という不安があると思うんですが、したいと思うんだったらそう思ったときにできるだけ早く参加したほうが良いと思います。ボランティアをきっかけに色々なことを考える材料にもなりますし、僕自身やってみたことで、現場に行って学ぶのも大事だなと気付きました。僕自身も初めは今まで経験したことがない違った環境に適応できるんかなという心配があったんですが、1回現地に行ってみたい・見てみたいという気持ちが勝ったので参加してよかったと思っています。ぜひ、気になることがあれば気になるうちに挑戦してみてください。

参考

(*1)企画:各回、活動約1か月前から合計3回程度の事前打合せを行い、現地でどんな活動をするか参加する学生自身が考えて準備・実施しました。
(*2)関西学院ヒューマンサービスセンター(HSC):1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災をきっかけに生まれた、関西学院大学の学生と教員・職員が一緒になって運営してきたボランティアセンターです。2016年からはその歴史を引継ぎ、ヒューマン・サービス支援室ができました。

第6回熊本地震現地ボランティア活動 News お知らせリンク

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