INTERVIEW在学生・卒業生が語る文学部の学び

大学・大学院で学んだことが
すべて仕事に生かされていると実感

岩橋 瞳

岩橋 瞳Hitomi Iwahashi

2007年度総合心理科学科卒業
2010年度文学研究科総合心理科学専攻博士課程前期課程修了

(取材当時)
市立福知山市民病院
診療部精神神経科
公認心理師
臨床発達心理士
認定行動療法士

「困っている人を支援する仕事がしたい」と思ったことが、私が大学で心理学を学ぶきっかけでした。学部の1・2年生は心理学について広く学びました。その中で行動分析学に興味を持ち、3年生からは米山直樹先生のゼミで研究・臨床技法の指導を受けました。

大学院では学会に参加して各領域で実績を積んだ他大学の先生方・研究者と交流したり、精神科病院等の実践現場に出向いて研究をしたり、他のゼミと交流して学ぶ機会を持ったり、恵まれた環境で勉強を進めました。大学院では発達障害のあるお子さんの療育を行いながら、そういったお子さんの運動スキルに対する行動分析学的アプローチの研究を進めました。

大学院修了後は発達障害者支援センターで5年ほど相談業務に従事し、その後、現在の職場である市立福知山市民病院精神神経科に転職しました。患者様の心理的・精神的状況の改善のため、研究的な視点を持って効果のある臨床実践を行おうとする姿勢は、大学・大学院において培われたものだと感じています。今後も大学・大学院で学んだこと、社会に出てから習得したことを生かして、患者様がよりよい生活を送って頂けるように、貢献していきたいと考えています。