[ 文学部 ]ポリシー

文学部のアドミッション・ポリシー

建学の精神に則ったキリスト教主義教育を土台とする人文学の修得を通じて、全人的陶冶を行う

文学部は、建学の精神に則ったキリスト教主義教育を土台とする人文学の修得を通じて、全人的陶冶を行うことを教育理念としています。多様な領域にまたがる人文学の教育・研究のために、文学部は文化歴史学科、総合心理科学科、文学言語学科の3学科で構成され、さらに11の専修に区分されていますが、どの専修に所属しても学生それぞれの関心に従って基礎的な科目群から専門的な科目群まで幅広く履修できるよう柔軟なカリキュラムを組んでいます。また最終的な到達目標として卒業論文の作成が必修とされています。4年間の勉学を通して、主体的に学び、自ら問題を見出し追究していく姿勢が重要です。高等学校の学習においても、基本的な科目全般にわたって基礎学力を充実させるとともに、幅広く客観的な視野と、先入観や画一的なものの見方に囚われない柔軟な思考力、さらには自らが興味関心を持ったテーマに対して粘り強く取り組んでいく姿勢を培っておくことが求められます。このような総合的な知的基盤を備え、かつ自らの見出した研究課題に積極的に取り組んでいける資質に富んだ者を、一般入学試験・各種入学試験それぞれの特徴を生かして、本学部の学生として受け入れることを基本方針としています。

文学部カリキュラム・ポリシー

4年間のカリキュラムを通じて、以下のような人材の育成を目指す

  1. 基礎・基本を重視した教育を通じて、主体的に課題を設定し、これを解決できる能力を養成するとともに、人文学的素養に立脚した真の知性と品格をそなえた人間の育成を目指す。
  2. 広範で多様な学問領域にふれることを通じて、均整のとれた柔軟な思考能力を涵養するとともに、文化全体を見渡す視野と方法を身につけ、創造的に考え自ら行動することのできる能力を養成する。
  3. 豊かな人間性と幅広い教養を持ち、よき市民として地域社会や国家はもとより、国際社会においても重要な貢献をなし得る能力を養成する。同様に、よき社会人、職業人として、各界に積極的な貢献をなし得る能力を養成する。
  4. 高度専門職及び研究職の養成(大学院教育)を視野に入れながら、その基盤となる強固な学問的知識及び技能の獲得を達成し、学問的な立場から社会に貢献できる能力を養成する。

文化歴史学科

第1学年度では、大学における学修の基礎を身につけ、学科に関連する諸領域への関心を深める。
第2学年度では、学科・専修の提供する概論等の専門講義科目から将来の専門に関わる科目に重点をおいた学修を導く。さらに、資料・史料の読解・調査やテキストの解釈などを目的とする研究科目の提供を通じ、自ら読み解き理解することのできる基礎的学力を養成する。
第3学年度では、所属する専修が提供する演習科目、研究科目、特殊講義科目、文化歴史学科他専修が提供する学科科目等を通じて、専門的な研究能力の養成を行う。
第4学年度では、それまでに身につけた専門知識や研究能力を十分に展開し、専修諸分野のそれぞれにおいて、学生各自が個別に設定したテーマと目標に従い卒業研究を完成させる。

総合心理科学科

第1学年度では、大学における学修の基礎を身につけ、学科に関連する諸領域への関心を深める。
第2学年度では、専修の提供する専門講義科目に重点をおいた学修を導くとともに、
心理科学に関する専門用語の習得や英文読解力を養う研究科目、心理科学の研究方法を身につけるための実験実習科目の提供を通じて基礎的知識や技術を養成する。
第3学年度では、専修が提供する演習科目、研究科目、実験実習科目、専門講義科目を通じて、専門的な研究能力の養成を行う。
第4学年度では、それまでに身につけた専門知識や能力をもとに、各研究分野において学生各自が個別に設定したテーマと目標に従い卒業研究を完成させる。

文学言語学科

第1学年度では、大学における学修の基礎を身につけ、学科に関連する諸領域への関心を深めるとともに関連する言語の修得につとめる。
第2学年度では、学科・専修の提供する専門講義科目に重点をおいた学修を導くとともに、文献資料の読解や作品・テキストの解釈などを目的とする研究科目を重視して、自ら読み解き理解していくことのできる基礎的学力を養成する。
第3学年度では、所属する専修が提供する演習科目、研究科目、専門言語科目、特殊講義科目、文学言語学科他専修が提供する学科科目等を通じて専門的な研究能力の養成を行う。
第4学年度では、それまでに身につけた専門知識や研究能力を十分に展開し、専修諸分野のそれぞれにおいて学生各自が個別に設定したテーマと目標に従い卒業研究を完成させる。

文学部ディプロマ・ポリシー

文学部の教育理念と目的に沿って設定された様々な授業科目の中から、各学科・専修の求める専門性に従った履修体系と学生の主体的な関心に基づいて科目を履修し、必要とされる単位数を修得することが学士学位授与の要件となる。特に文学部では学修の集大成として卒業論文の作成が義務づけられている。学士学位の取得にあたって学生に求められるのは、①人文科学の基礎的知識のもとに、人間存在とその営為について主体的に課題を発見し、適切に問題を設定する能力と、幅広い観点から対象を洞察し、合理的に解決する能力を身につけていること、②広範で多様な人文科学の学問領域に触れることを通じて、広い視野と均整のとれた柔軟な思考能力を身につけていること、である。