INTERVIEW在学生・卒業生が語る文学部の学び

フランス語独自の文法を
深く探究

白方里沙

白方里沙Risa Shirakata

文学部 文学言語学科フランス文学フランス語学専修3年 (取材当時)
愛媛・松山東高校出身

フランス語学演習 小田涼ゼミ (第3・4 学年)
社会生活のさまざまな場面でフランス人がどのように言葉を使っているのかを理解する。映画のシナリオや小説・対話の分析など学生が関心を持つ問題についての調査と報告(口頭発表・リポート)、討論を行う。

子どものころからの洋菓子好きが高じて、フランス語やフランスの文化に興味を持ち、「世界で一番美しい言語」と言われるフランス語で本を自由に読みたいと思ったことが、この専攻の志望動機です。

1年生のときに受けた小田涼先生の「フランス語概論」の授業で、フランス語では形容詞の位置に特色があることを知りました。この授業をきっかけにフランス語ならではの文法に面白さを感じ小田先生のゼミで研究を進めています。

ゼミではフランス語の映画の脚本を訳し、疑問点や文の構造について話し合います。私が面白いと感じたのは重複する表現を「y」や「en」という短い単語で表すこと。「私たちは家にいる。家にいた私たちは~」という文章があったとき、フランス語では「Nous sommes á la maison.…Nous y sommes ~」と表記します。つまり後の文では「á la maison」を繰り返し書かずに「y」の一字で置き換えることができるのです。今後もフランス語を深く学んで「話す・聞く」能力を高め、フランス映画を字幕なしで分かるぐらいになることを目標にしています。