[ 文学部 ]フランス文学フランス語学専修FRENCH LITERATURE AND LINGUISTICS

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メッセージ

中世からの文学・芸術に親しむとともに、フランス語運用能力を修得。フランスの文化・言語・社会を理解し、国際人たる素養を育成する。

教員紹介

フランス語学、名詞句の指示、冠詞Research keywords

小田 涼 教授

冠詞のない日本語を母語とする日本人にとって、英語やフランス語の冠詞を正しく使い分けることは至難の業だと思います。冠詞および名詞句の指示を理解するには、物理的に顕在する現象や客観的事実だけでなく、発話参加者の持つ個人的知識や文化的知識、発話状況などの言語外の潜在的な要因を考慮することが重要であると考えています。

例えば、とある田舎町で鐘の響く音が聞こえたとき、「もうお昼か」と思う村人が「鐘が鳴ってる」と言うときの「鐘」には定冠詞がつくが、「近くに教会があるのか」と思う旅人が「鐘が鳴ってる」と言うときの「鐘」には不定冠詞がつきます。

フランス20世紀文学、モダニズムと前衛、文学理論Research keywords

久保 昭博 教授

既存の文学の枠組みを疑い、秩序を打ち壊すことで表現の可能性を広げるモダニズムや前衛の運動は、社会と芸術の緊張をはらんだ関係をもっとも鮮やかに示すものです。現在は、第一次世界大戦という出来事を文学史に位置づけることを課題として研究を進めています。

科学技術が大量殺人をもたらしたことによって進歩に対する素朴な信仰が失われ、さらには総力戦体制の中で芸術や文学までもが「動員」され、文化が戦争の争点となるという状況が出現したことで、未来派やキュビスムを筆頭に戦前から盛り上がっていたモダニズム・前衛の運動はいかに変化したのか、こうした観点から文学史を立体的に描き直すことをめざしています。

仏語学、テクスト言語学、対照修辞学、対照言語学Research keywords

高垣 由美 教授

専門はフランス語学、テクスト言語学、日仏対照言語学、対照修辞学です。特に関心があるのは、日本語とフランス語の好まれる文章構成パターンの違いの比較、その違いに寄与する現象の記述と、言語学的要因の探求です。

20世紀フランス文学、小説の技法、精神分析の応用Research keywords

東浦 弘樹 教授

20世紀フランス文学、とくに『異邦人』の作者として有名なアルベール・カミュの作品を研究しています。カミュはよく実存主義の作家としてサルトルと並び称されますが、彼の作品の魅力は、哲学的政治的思想よりも、むしろそのたぐいまれな感性や文体にあると思われます。そこで私は「幸福の追求」というきわめて人間的な観点から、カミュの小説、戯曲を再検討してみたいと思っています。

そのほか、20世紀小説の新しい語りの技法の試み、小説研究への精神分析の応用にも興味をもっています。

20世紀アメリカ文学、フィッツジェラルド、資本主義Research keywords

プヨ バティスト 准教授

※現在、校正中

19世紀フランス詩、ステファヌ・マラルメ、詩のディスクール分析Research keywords

松浦 菜美子 助教

19世紀フランス詩、とりわけステファヌ・マラルメの詩を研究しています。19世紀はフランス革命の余波を受け社会全体が大きな変貌を遂げた時代です。当時の社会的、宗教的、文化的状況の中で、詩はどのような新しい美や感覚を獲得したのか。どのような詩的技法が、新しい美や感覚の造形に寄与しているのか。新しい言語表現が時代との交渉の中で生まれる現場に関心があります。

なお、詩の分析では詩法や文彩だけでなく、詩が話し手による発話であるという点を大事にしています。詩がどのような発話として書かれてきたのか跡付けることが私の研究の長期的な目標です。

授業紹介

フランス語海外研修・
フランス語中期留学
フランス語海外研修は夏季休暇の1カ月間、フランシュ・コンテ大学で、フランス語学習プログラムを受講。また、フランス語中期留学は、秋学期の約4カ月間リヨン第二大学でフランス語プログラムを受講します。