文学部の理念・目的・教育目標

[ 編集者:文学部・文学研究科       2012年5月23日   更新  ]

文学部の理念・目的・教育目標

文学部本館

文学部が教育研究活動の中心に据える理念は次の二点に集約される。

  1.建学の精神に則ったキリスト教主義教育
  2.人文学の修得による全人的陶冶

 このような理念のもとに文学部が目的とするのは、人間存在と人間の営み・文化に関わるあらゆる問題を追究する人文学の高度な研究を行うとともに、これからの世界において知的・文化的により豊かで人間らしい生き方を可能にする社会の実現に貢献しうる知性と教養をそなえた人材を育成することである。つまり文学部を構成する学科・専修がそれぞれの分野において高度な研究活動を行いつつ、相互の連携によって柔軟で充実したカリキュラムを提供して人文学の幅広い教養を学生に与えることである。
 全人的陶冶は、もとより教員が個々の学生と向き合うことによってはじめて可能となるものである。このことを考えれば、小集団教育の重要性は明らかであり、常に適正な授業規模を維持することが目指されねばならない。
文学部の教育研究も常に社会と共にあるという自覚をもって行うべきであることは言うまでもないが、そもそも大学が教育研究機関として社会の中でどのような役割を果たすべきかを考え、必要に応じて提言を行うことも文学部が担うべき任務の一つと位置づけられる。
 上記の目的を実現するための努力の一環として、文学部は2003年度より改組を行い、従来の9学科制から3学科制に移行した。そこで意図されたのは、学科・専修間でよりよい連携を図ると共に、カリキュラム上の制約を緩和してより広範で柔軟な履修を可能にすることであり、それによって深い学識と幅広い視野をもつ人間を育成することであった。われわれの当面の目標は、この組織改編とカリキュラム改革を軌道に乗せ、その意図を完全に実現することであるが、上記の理念および目的との関連をより明確にすれば、以下のような5点を目標として示すことができる。

1)基礎・基本を重視した教育を通じて、主体的に課題を設定し、これを解決できる能力を養成する。また同時に人文学的素養を重視し、真の知性と品格をそなえた人間の育成をめざす。
2)高度専門職および研究職の養成(大学院教育)を視野に入れながら、その基盤となる強固な学問的知識や技能を提供し、学問的な立場から社会に貢献できる能力を養成する。
3)広範で多様な学問領域にふれることを通じて均整のとれた柔軟な思考能力を涵養するとともに、広い視野と優れた方法をもって創造的に考え、自ら行動することのできる能力を養成する。
4)豊かな人間性と幅広い教養をそなえたよき市民として社会に重要な貢献をなし得る能力を養成する。
5)授業規模に留意するとともに、演習などでは適正な履修者数を定め、それを維持する。
それによって一人一人の学生と向き合い、その個性を重視することを目指す。