[ 司法研究科 ]2022年 司法試験結果

2022年受験結果

☑合格者数  :7名
☑合格率   :24.1%
☑現役(初回)合格者数:5名*1

*1 現役(初回)合格者5名中1名は、法学部を3年で早期卒業後、本学ロースクール未修者コース(3年)を経て現役合格。

2022年(令和4年)司法試験の結果についてニュースへのリンク

受験者数 29 人
短答式合格者数 20 人
最終合格者数 7 人
合格率 24.1 %
合格者内訳 既修者 未修者
受験者数     15 人  14 人
合格者数       3 人    4 人
合格率     20.0 %   28.6 %

合格者の声

永田 駿 さん(未修者コース)

永田 駿 さん

  私が関学ロースクールに入学した理由は、奨学金制度が充実していたことと、学校の立地を含む学習環境が整っていたことにあります。関学ロースクールは、A日程の入試で合格すると学費全額に相当する奨学金が支給されます(進級時に審査はありますが)。学部時代に奨学金を借りていて、経済的に余裕がなかった私にとっては、非常にありがたい制度でした。
 また、関学ロースクールは私が入学する2019年度から西宮北口キャンパスに移転し、駅から徒歩1分以内の抜群のアクセスになりました。上ヶ原キャンパスはとても美しいですが、駅からの坂道はとても大変だったので、この移転も大変ありがたいと思いました。実際に3年間通ってみて、通学のハードルが低いことは、勉強を継続する上ではかなり重要なことではないかと感じました。
 関学ロースクールでは、一人に一つのキャレルとロッカーが与えられており、周りには常に司法試験に向けて勉強する同期や先輩がいるため、わからないことは質問したり教え合ったりすることができました。さらに、資料室には豊富な教材が揃っており、自学自習するために必要な環境が全て揃っていたと言えます。
 それに加えて、関学ロースクールには、とても熱心な教員の方々がいらっしゃるので、法学部時代に全く司法試験に向けた勉強をしていなかった私でも、安心して勉強に取り組むことができました。
 私が司法試験に一発合格できたのは、ひとえに関学ロースクールの教員の方々からの教えと関学ロースクールが提供してくれた学習環境のおかげだと思っています。
 関学ロースクールに身を置き、ひたむきに努力すれば、司法試験に一発合格することができる力を身に付けることができると思いますので、ぜひ関学ロースクールへの進学を前向きに検討していただければと思います。


Profile

2019年3月 関西学院大学法学部法律学科(司法特修コース)3年早期卒業
    同年4月 関西学院大学 司法研究科 入学
2022年3月 関西学院大学 司法研究科 修了
    同年9月 司法試験 合格

吉川 叶 さん(未修者コース)

吉川 叶 さん

 私は、19歳から26歳(2018年)まで、テニス選手として国内外の大会を転戦していました。プロになったのは、世界のトップにいってお金を稼ぎたかったからです。ずっと自分のためにテニスを頑張ってきましたが、ある時、私の身近な人が法的トラブルに巻き込まれました。もちろん、テニスしかできない私は外から傍観することしかできず、とても悔しい思いをしました。
 そこで、自分のためだけに仕事をするのではなく、自分の大切な人が困った時には、自ら手を差し伸べることができる仕事をしたい思い、選手を引退した後は、弁護士になろうと決意しました。私は高等部から関学だったので、引退後は迷わず関学のロースクールに入学しました。私は法学部を卒業しているものの、なかなか大学の授業に出席することができなかったので、ほぼ完全未修という形でロースクールに入学しました。また、テニスばっかりやってきた人間なので、入学当初は30分間椅子に座ることすらできませんでした。
 そのような私でも司法試験に1回目で合格できたのは、先生方の手厚いサポートがあったからです。関学ロースクールは少人数のロースクールなので、生徒と先生方との距離が近く、質問や相談がしやすい環境にあります。実際に、私も授業終わりや休み時間に、先生に質問をしに行っていました。先生方はいつも丁寧に、かつ分かりやすく説明してくださり、私が理解できるまで教えてくださりました。このように、先生が生徒1人1人にしっかり時間を費やしてくれるという環境は、少人数ロースクールならではだと感じています。
 関学ロースクールに進学することをお考えの皆さまには、関学ロースクールをお勧めいたします。その理由は、上記の少人数ロースクールの特性以外に2点あります。
 まず1点目は、授業がとにかく充実しているという点です。関学ロースクールは、司法試験合格に必要な知識等を授業でしっかり提供してくれます。つまり、司法試験合格を見据えた上で、各学年において身につけるべき知識や法的思考を授業で提供してくれます。
 そのため、しっかり授業についていくことさえできれば、司法試験合格は難しいものではありません。授業についていくのは大変なのではないかと思う方もおられるかもしれませんが、人生で全く勉強をしたことがない私でも、3年間授業についていくことができました。決して楽ではないですが、難しいものでもありません。
 2点目は、施設が充実しているという点です。関学ロースクールは、上ヶ原キャンパスから西宮北口キャンパスに移転したため、施設がとても新しく、かつ綺麗です。また、キャレルも広く、資料室やラウンジの設備も充実しており、勉強に必要なものがすべて揃っています。他にも、ロースクールの周りにはたくさんの商業施設があること、奨学金制度が充実しているなど、関学ロースクールはとても魅力のあるロースクールだと感じています。
 関学ロースクールに入学される方は是非授業にしっかりついて行ってください。皆様の合格を心からお祈りしております。


Profile

2018年3月 関西学院大学法学部法律学科 卒業
2019年4月 関西学院大学大学院 司法研究科 入学
2022年3月 関西学院大学大学院 司法研究科 修了
    同年9月 司法試験 合格

佐藤 宏樹 さん(既修者コース)

佐藤 宏樹 さん

 関西学院大学法科大学院に進学を決めたのは、充実した経済的支援です。入試日程によれば、入学金と学費全額の給付が受けられます。
 入学後も、司法試験を含めたあらゆる学修で、関学OBOGの司法試験合格者らが担う「学修サポートプログラム」といった手厚いサポートを、修了後も無料で利用でき、しかも、年に数回の全国模試も無料で受けられます。
 学習環境も非常に充実しています。阪急西宮北口駅に直結のキャンパスは、大阪府内から通学した身として毎日ストレスを感じることがなく、立地がいかに大事か身に染みました。一人で集中できる環境や、教員・学生同士間の和気あいあいとした風通しの良い環境もあります。特に、書籍や判例検索ツール等を頻繁に利用していた私として、本学の中央図書館とも連携し、上ヶ原キャンパスに行かなくても書籍を貸与返却でき、気分を変えて上ヶ原まで足を運べば、研究個室も利用でき、日々充実した環境で生活することができました。
 関学ロースクールの特徴として、市民のボランティアを募って実施される模擬法律相談や民事ローヤリングなど、実際に法律家になった後の実務を意識した法曹養成の臨床教育が充実しています。
 上記で紹介した学修サポートプログラムを受けて、日々の学修に後顧の憂いを残さず、一時期は法曹実務に果敢に飛び込むべきです。
 実際、私がエクスターンシップでお世話になった法律事務所は、10人以上の弁護士が所属し、日々異なる先生方から様々なアドバイスを受けました。実際の事件を見聞きし、法曹が具体的に事件を考えるとはどういうことか?を学ぶことができ、そのノウハウは司法試験受験でも活かすことができました。
 コロナ禍や体調面で万全を期すことができず、修了直後の司法試験は不合格でした。失意の私に早速声をかけてくれたのが、本学の実務家教員でした。在学中の私をずっと見て指導していただいた経験から、「あなたはおそらくこの点を意識すれば、全ての科目を底上げして飛躍的に成績を上げられる。そのイメージを忘れず」という具体的なアドバイスが、本年の合格の最大の秘訣でした。このように、本学の特徴を最大限活かせるからこそ、教員の先生方が、学生一人一人の個性を掴むことができ、的確なアドバイスができるのではないかと実感します。
  教員、事務室、関学OBOGとマンツーマンで、手厚いサポートを受けられる本学ロースクールに、是非とも皆様がご入学されることを奨めます。 


Profile

2007年3月 創価大学 法学部法律学科 卒業
2019年4月 関西学院大学 司法研究科 入学
2021年3月 関西学院大学 司法研究科 修了
2022年9月 司法試験 合格